Ron Paul: HOPE FOR AMERICA
ロン・ポール革命
ロン・ポールという名前を聞いて、ピンと来る人は少ないだろう。テキサス州選出の下院議員で、来年に迫った米大統領選の共和党候補だ。
米大統領選? もちろん、私もあまり興味はない。とはいえ、“世界の警察”を任じ、利権の関わる所どこにでもしゃしゃり出てくる国の最高権力者なのだから、少しは関心を持つべきなのだろう。しかし、ここで述べたいのはそのことではない。
指名争いに立候補した9人の中でも泡沫候補と見なされ、マスメディアから完全に無視されていた彼が、YouTubeやMeetup、on MySpaceなどネットをフル活用して党内4位の支持を得るまでに躍進した。72歳にして、まさに“Web2.0の申し子”なのだ。
テレビを中心とした従来の選挙では、外見と端的な論理が勝敗を分けた。それによって、プラスイメージを積み重ねていく。しかし、ネットはいつでも勝手に見られる。遡ることも、検索することもできる。だから、政策のブレなど一目瞭然だ。
そこで、彼の主張──。
“CIAと軍産複合体の危険性”を声高に語り、9人の候補のうち唯一イラク戦争(侵略)に反対している。さらに、●海外駐留米軍の撤退●他国への干渉・介入の中止●NATO脱退●911の徹底調査●FRB廃止●愛国者法廃止・・・。
そう、超!リベラルなのだ。YouTubeの閲覧数では、何度も第1位になっているらしい。
もちろん、テキサスの共和党員だから、銃規制や妊娠中絶には反対している。しかし、911で消防士を見殺しにした前市長や、ベトナムでの抑留で頭がおかしくなった人(ブッシュの言葉)よりは、はるかにましだ。
党候補に指名されるのはむずかしいだろう。しかし、ネット社会の理解には、最適な候補のひとりだ。
- 2007/11/11登録
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