When Someone You Love Has a Mental Illness
大切な人が、心の病気にかかったら - みんなが笑顔を取り戻すための対処法
こころの病気が増加し、本屋さんに行くとその関連のコーナーは必ず設けられています。
病気を解説した本、患者さん本人のための本は、いくらでも見つかります。
けれど、なかなか見当たらないジャンルーそれは、周囲の「支える人」たちのための本です。
この原書のレビューを読み、手に取りました。
「多くの本は有用ですが、医学的であり個人的です。この本は、あなたがあなたの大切なひとをどう扱ったら良いのかを教えてくれます」
大切な人が、心の病気にかかったら みんなが笑顔を取り戻すための対処法 (PHPエル新書)
こころの病気と言ってもその病態は様々です。
ここには難治性として統合失調症と躁鬱病があげられていますが、この本に出て来る症状をもつ病気はいくらでもあります。
ですが、その中でも厄介な、周囲がどうして良いか分からず途方に暮れる状況を取り出し、個人的な体験を語るでも、無理矢理病気への理解を押し付けるでも無く、淡々と「どうしたらいいか」をこの本は教えてくれます。
この5~7年ほどの間、身内から遠いお付き合いの人まで、いろいろな病気の人のいろんな症状を見て来ました。うつ病から認知症までさまざまでした。正直、どう接していいか分かりませんでした。自分もまた、相次ぐストレスに不安定になって他人を困らせたこともありましたし、うまくつきあえたことも、関係が切れてしまったことも、挫折したこともありました。
本を読むよりも、その人を見て考えて付き合い、可能なら主治医のアドバイスをうけるのが一番なのですが、どうしたらいいかも人によって違いますし、また当事者との距離も違います。友人などの場合はなにもできません。また、接し方が正しいのかどうかも皆自信が無くて、自分の結論でやっていくしかありません。そのとき教えてくれるものがあったら、どんなにありがたいでしょう。
最近、人と話していて、案外その人たちの周りにも同じようなことがあり、同じようにどうしたらいいのだろうと思いながら日々を送っていたのだと知ったり、気付かされたりすることがありました。
海外の本ですから、保険屋さんとの渡り合い方(笑)なんかは参考にならないかもしれませんが、手探りでやっていたことが裏打ちされる安心感はかえられません。
コンパクトで安い本ですが、一度ざっと読んでおくだけでもいい本だと思います。
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