アリスガワアリス
有栖川有栖
デビュー作は1989年「月光ゲーム」。
俗に言う「江神二郎シリーズ」またの名を「学生編」の始まりです。
英都大学推理小説研究会に属しているメンバーを中心とした若々しさに溢れる作品です。人物描写が見事で、学生達の生き生きとした様子が描かれる中、本格ミステリとしての質も損なわず、極めて良作であると想います。
ただ、学生編は次作の「孤島パズル」、そしてその次の「双頭の悪魔」以来短編は出ているのですが、長編が十年以上出ていません。(ちょうど十年目かな?)
そして、今主流なのが「火村英夫シリーズ」またの名を「作家編」。
作家有栖川有栖と助教授火村英夫の二人が殺人事件に首を突っ込み、またたまには巻き込まれながら謎を解明していきます。
代表作は「46番目の密室」「マレー鉄道の謎」。ただ、学生編よりも人物描写に重きを置かれ、ちょっと小粒な印象が否めません。
願わくば「学生編」の新作を! それでなくても短編を纏めて欲しい所存です。
……あと、ある一角の婦女子の方々に大人気なご様子。そっちの世界は……よく知りません。
- 2002/06/29更新
- 2002/06/29登録
- 1928クリック
このキーワードを共有する
-
メイン
つながりキーワード (3)
まほろ市
- (ダク)
祥伝社の400円文庫シリーズ。 何と、あの四人の作家が同じ市を舞台に競作!! まほろ市の殺人 春―無節操な死人 倉知淳 まほろ市の殺人 夏―夏に散る花 我孫子武丸 まほろ市の殺人 秋...
マレー鉄道の謎
- (pie)
もう2~3年ほど「まだ出ないのか」「やっぱり出ないのか」とファンをヤキモキさせた話題(?)の本が、とうとう出ました! まだ買ったばかりなので、内容に関するコメントは出来ませんが、嬉しかったの...
マレー鉄道の謎
- (ダク)
とうとう出ました! 有栖川有栖「マレー鉄道の謎」。 講談社ノベルスから発刊です。 内容はオーソドックスながらも、なかなかの良作。古典や「本格」好きな人には美味しくいただけるものと想い...









