クチテイッタイノチ エヌエイチケイシュザイハン
朽ちていった命ー被爆治療83日間の記録ー NHK取材班
1999年9月に起きた茨城県東海村の住友金属鉱山の子会社JCOでの臨界事故。核燃料の加工作業中に大量の放射線を浴びた患者の大内さんと篠原さんの命を救うべく、83日間にわたった医療活動の経過が克明に記載されている。中性子線を20シーベルトあびると、遺伝子(染色体)自体が破壊され、リンパ球減少だけでなく、心筋以外の細胞はほぼ設計図がなくたり、壊滅状態になってしまうということが、この本の一番衝撃的な点だ。裸の原発から出されるコントロール不能になった放射線は恐ろしい。けして風化させてはいけない記録だ。
医療面から見ても、患者の意思確認、尊厳死などの課題も残る。また、骨髄移植という最新治療でも、この状態からは回復できないことは、現在の医療の限界を感じさせる。
いろいろな所で教科書や参考図書にもなっているようだ。
出版社/著者からの内容紹介
私は大量の放射線が人間にもたらすものについて、
わかったつもりになっていた。そのわかったつもり
を打ち砕かれたのが、本書によってだった。
柳田邦男
(『東海村臨界事故 被曝治療83日間の記録』改題)
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東海原発の廃棄物処理施設で発煙、放射能漏れはなし
10日午前6時35分頃、茨城県東海村の日本原子力発電(日本原電)東海第2発電所の増強廃棄物処理建屋内にある雑固体減容処理設備冷却室で、煙が出ているのを運転員が発見した。
冷却室内に充満していた煙は、午前9時55分頃には引いた。火は確認されておらず、外部への放射能漏れなどはないという。
日本原電などによると、同処理設備では、原発内で出た金属などの低レベル放射性廃棄物をセラミック製の容器に入れて処理する。
発煙の原因は、容器を昇降機で冷却室まで移動させる際、熱された廃棄物が飛び散ったためと見られている。日本原電は、処理建屋は原子炉の運転に影響を与えないとして、同発電所の運転を継続している。
(2008年10月10日12時59分 読売新聞)
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