赤瀬川原平の今月のタイトルマッチ
図書館で発見しました。
この本はスゴイ(笑)。
どういう本かというと・・・。
赤瀬川氏は自分はたくさん本を出してますが、読書は苦手だそうです。
(拾い読みならOKだが、一冊通してというのはダメとのこと)
なので、「花椿」という雑誌(資生堂発行)から書評の連載の依頼が来たときも断ったそうです。
が、相手もなかなか諦めてくれない。
↓「まえがき」より引用。
------------------------*
「そうですね、でも本当に読むのが苦手で、タイトルだけ読んで、
というわけにもいきませんし・・・・・・」
と言うと、相手の動きがちょっと止まった。
ぼくは別に皮肉とか嫌味で言ったのではなく、タイトルとか、
短い言葉には興味があるから言ったまでで、
「あと、帯ぐらいは読みますよ。そういう責任のいらないことなら、
気が楽で、とにかく表紙見たりするのは好きだから、
じゃあタイトルを読んで、それだけで書くというのはどうでしょう」
もちろんそんなことが通るわけがないと思いながら、土俵際での、
一種の出し投げみたいなつもりだったが・・・・・・。
ところが相手はそこからぐっと出てきた。
「それ、面白いですよ。タイトルだけで書くというの。ふつうはないですから。
それだったら、たとえば毎月三冊ぐらい、簡単ですよね」
「ええ、いや、簡単というか・・・・・・」
------------------------*
というわけで、めでたく連載決定(笑)。
この編集者はタダモノではないですな(笑)。
しかし、この企画も赤瀬川氏がやると「そういうのもアリか」と思わせてしまうから偉大だ(笑)。
日本出版史上に記憶されるべき一冊(笑)。
*発行 ギャップ出版 2000年 本体1600円
*現在も「花椿」にて連載中です。
- 2002/06/30更新
- 2002/06/30登録
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