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フューチャー・パイロット AKA / ティ二-・ウェーヴズ、マイティー・シー

Future pilot aka / tiny waves,mighty sea

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フューチャー・パイロットことスーシ-ル・K・デイドの生み出したレコーディング・セッションのマジック的作品。グラスゴーという音楽発信地にいたからこそ生み出せたともいえそうなこの変り種なアルバムは、最先端のレコーディング技術も加味して今後の音楽の一つのカタチを示唆しているともいえよう。

フューチャー・パイロットことスーシール・K・デイドは在英インド系の両親の両親の間に生まれ、グラスゴー近郊の街で育った。インド音楽を身近に聴きながらもグラスゴー・ムーブメントを体感してしまった彼はファンジンを発行し、スープ・ドラゴンズというバンドを結成(ベーシストとして参加)。パンクバンドとしてのスタートから、徐々にレゲエやマンチェスターサウンドを取り入れた雑種バンドへと変貌し、全英・全米での知名度を上げる。94年スーシールは脱退を表明し、BMXバンデッツに加入するが(現在は同行していない)、95年ヴィア・サテライトというレーベルを設立し、フューチャー・パイロット AKAを名乗る。長くライブやコラボを行いつづけ、99年にはようやく1stアルバム「フューチャー・パイロット AKA バーサス・ギャラクシー・オブ・サウンド」(2CD)をリリース。コラボを繰り返しつづける状態をそのまま録音、それをスーシールが分解した結果、もはや何物なのかさっぱりわからないごちゃまぜ音楽が完成し、クラブ・ミュージックのコンセプトにありながら、ヴァラエティの多さに舌を巻かれることになった。

『ティ二-・ウェーヴズ、マイティー・シー』はそこから2年間かけて、しかし3日間で作られたセカンドアルバムである。ともかく驚くべきはそのセッションミュージシャンの数、そしてメンバーの名前だ。総勢32名のセッションミュージシャンにはユージニアス、ティーンエイジ・ファンクラブ、パステルズ、ベル・アンド・セバスチャン、デルガドズ、などの主要メンバーが一同に集まり、自由なセッションをスーシールと行ったのだ。圧巻はスチュアート・マードック(ベルセバ)がヴォーカルを務める”オム・マナー・シヴァヤ”(#11)で(これは呪文のようなインド(マントラ)音楽が10分間流れるように進行する)ミュージシャンの個性もあいまって素晴らしい出来栄えとなっている。

全体的に緩やかで環境音楽かと見紛うほどその流れは自然だ。だが、最先端のエレクトロ技術と、繊細な音の作りこみ、ダンスミュージックのかすかな断片が見え隠れしたりと、聴くごとにいろいろな発見があるのもこのアルバムの特徴である。だが、別に気負うことなく大勢のかかわったこのポップ世界に単純に身を投じてみるのは悪くない。僕は、作られた過程や、ミュージシャンの凄さを取り除いても、気持ちのいいアルバムとしてCDウォークマンに入れて街に出てみることをお薦めする。

Future pilot aka / tiny waves,mighty sea

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詳細情報
  • 価格: 2300円
  • メーカー: P-VINE
  • 年(代): 2001年
  • 団体名: フューチャー・パイロット AKA
  • 2002/06/30登録
  • 3327クリック

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コメント (2)

2004/03/10

kanori 名作ですね。大好きです。

2004/03/11

less 最近また聞きなおしをやっているんですが、公園とかで転がりながら聞いてみたいですね。感想サンクスです!

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