容疑者の夜行列車
多和田葉子の小説。全編、二人称で書かれています。
雰囲気的に面白いです。
この作品を皮切りにして、たしか多和田葉子は三部作を上梓してますが、エンタメとの境界を意識してるんじゃないかなぁ、と思ったりもしました。映画を意識している(たぶんトリアーとか、これは表紙がなんかシンドラーのリストを思わせます)ということになりますが、近年のライトノベル小説の傾向にも見られるように、小説的想像力は映画というよりむしろアニメ・漫画のほうが本質的に親和性が高いのではないか?という風潮が日本現代文学には起こってる気がします。まさか多和田ともあろう人がその煽りをうけたわけではないだろうけど、数々の越境に身を置いて書くという行為をまさに実践的にとり行ってきた著者とすれば、けっしてその姿勢はブレてはいません。
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- 商品名: 容疑者の夜行列車
- 価格: ¥1,680
- 著者: 多和田 葉子
- 出版社: 青土社
- 発売日: 2002-06
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- 2007/12/06登録
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