腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
「“絶望”してる人間」て、外側から見るとなぁんてこんなにまでも
「面白い」になっちゃうんだろう
(今、映画版の予告みてそれが顕著で驚いた)
なんで皆そんな面白がれるの、絶望
私いままで
“絶望的 且つ それ隠し気味に 人生、面白がり風”
でやってきたから今こっぱずかしいよ
“~気味”とか
“~風”とか
で、誤魔化してるつもり(でも全然バレてる、そこがカッコ悪くて恥ずかしい)になりながらじゃなくて、
絶望の姿もっと早く知って、
真っ向から人生とか他人とか
面白がって馬鹿にして笑いものにして、
愛せばよかった
その方が、人生ずっとラクだし楽しいんじゃ?
全然本当の意味で面白がれてなかったよ
じゅくじゅく水虫みたいにじゅくってたよ絶望を
だって絶望って乾いてるイメージだしな
だから、
あんな姉を面白がって
ご丁寧にもしっかりと絶望を教えてくれる妹がいたあんな姉が
今ものすごくうらやましい
* 以下、ネタバレ感想 *
(イジメか)と思うほど状況描写が書き連ねられていて……それは作風なんだろうか。序盤は「すべての主導権を太陽に乗っ取られた外へと~」とか、「人形といいカーテンといいファンシーなものが黒ずんでいる様子は、居住者の意図とは裏腹に家のすさんだ印象を不気味に際立たせていた」とか、メモってしまうような面白い描写が結構あったんだけど、だんだんそういう目に留まるものがなくなってきて、ただただ分厚くこびりついたような(若い作家ゆえなのか?)という凡庸な形容の連続で読むのが面倒になったりした。
面白い「真相」で面白いはなしだったけど、
ラスト、壊れて電源も抜けてる扇風機が回りだして「奇跡だー」ってのはしらけちゃったよう。
- 商品名: 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
- 価格: ¥1,470
- 著者: 本谷 有希子
- 出版社: 講談社
- 発売日: 2005-07
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- 2007/12/08更新
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