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新版 原発を考える50話 西尾漠(岩波ジュニア新書) 

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簡潔な文章により、現在の原発の問題点を述べている。初版は、1994年だが、2004年に改訂され、現時点での問題点が的確になっている。
いくつかあげてみると、 
1. 1971年以降に立てられた原発計画で、実際にたったものはひとつもない。いずれも危険に住民が気がつく前に決められたものだけだ。また、世界中どこでも老朽原発の建て替えがおこなわれたところはない。
2.原子力政策大綱では、原発推進はかなりトーンダウンしてきた。
3.日本に多い沸騰水型の原発は放射性廃棄物の発生量が多い。
4.加圧水型は内部が150気圧に達する。脆性破壊の心配がある。
5.日本の原子力安全委員会は、ドイツに比べ働く人および周辺の人の危険の防護についてあまり配慮していない体制に変わった。
6.世界的には廃棄物はそのまま直接処分が主流だが、日本は再処理にこだわっている。
7.プルサーマルで用いるMOX燃料は核反応が不安定になる。
8.プルトニウムに国がこだわるのは、核の保有能力を誇示するためであり、将来の憲法改正、核保有が念頭にある政治家も多い。
9.戦争となれば、原発は自国内におかれた敵国の核兵器になりうる。
10..中間貯蔵は、再処理工場に送り込む前だけのはずだが、半永久的貯蔵になる可能性が高い。
11.原発は、廃棄物処理が不備なことから、”トイレなきマンション”とも称される。
12.柏崎の原発は、今度の地震の前から”豆腐の上の原発”と呼ばれていた。
13.電力会社の社員は、反対姿勢をとる市民のプレイシーをさぐったり、いろいろないやがらせをする。
14.原発に反対する人に対し、”反対は科学に対する挑戦。原子力を恐れるのは火におびえる獣だ。”と以前の科学技術庁長官がコメント。
15.原発のPR館は、小中学生の洗脳を狙っている。
16.CO2削減効果があるというが、燃料を調整する際、さらに後始末に長期間要することを計算すると、むしろ増加する。
17.原発は出力調整がむずかしく、故障、点検で止まる期間が長いので、火力発電所などが益々必要になる。
18. 原発なしではやっていけない社会、エネルギー依存の強い社会に持っていこうとするのは、電力会社の策動だ。
19. 省エネだけが、この問題を解決する。

新版 原発を考える50話 西尾漠(岩波ジュニア新書) 

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suneo99画像 投稿者:
suneo99
  • 2007/12/13登録
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