コンタックス ティーツー
CONTAX T2
このカメラとの出会いは衝撃的だった。
Carl Zeiss Sonnar T* 38mmF2.8 …。そのコクのある写り、ドラマチックな描写にすっかり一目惚れしてしまったのだ。中古で手に入れ操作すると、益々その魅力にまいってしまった。構えたときにしっかりと手に馴染み、シャッター音、巻き上げ音も心地よい。レンズの開閉音も気持ちいい。適度な堅牢感と精密感…デザインも気に入った。
機械式の35mmSLRに慣れ親しんだ身としては、ピンだし、絞りをマニュアル操作できるのがいい(ほとんどオートで使ってるけど)。露出補正もできる(ポジでは必須)。
チタンボディ、セラミック製の圧板、多結晶サファイア(ロマンド)のシャッターボタン、高硬度サファイアガラスのファインダー、フィルム室は丁寧に迷光対策処理が施されている。細部に渡る妥協の無い作り込みが、モノとしての魅力を高めていると思う。まさに宝物的逸品なのだ。
デジカメ全盛のこのご時世に、わざわざ買ったこのカメラ。“操作する”楽しさ、“シャッターを押す”楽しさ、“撮る”楽しさを確認できるカメラ。ファインダーを覗き、かまえることの快感。撮ることの欲望を満たしてくれるカメラ。
財布、定期入れ、ハンカチ、手帳、ケイタイ…そしてT2。 こいつにポジかB/Wフィルムをつめて持ち歩く。外出の必需品。
余談ながら、あるカメラマンが、戦場でチタンボディのこのカメラを腰につけていたため、銃弾を受けながらも軽傷で済んだという逸話がある。ロマンがロマンを呼ぶカメラ…。かなり愛してしまった…。
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