ちーむ・ばちすたのえいこう
チーム・バチスタの栄光
最近ろくに本を読んでいない(つまり書店に足を運んでいない)ので、昨年から話題のミステリー作品だった本書の存在も、映画化されると発表があり、そのしばらく後に公開された予告編で初めて本書の存在を知ることになった。
医療ミステリーというかサスペンス作品ではロビン・クックやパトリシア・コーンウェルの小説に一頃ハマっていた時期があって(20代の頃の話だが)、日本の医療系小説(たとえば「白い巨塔」とか)はあまり読んだことがなかったので、文庫化されたのも手伝って映画が公開される前に読んでしまおうと上下巻購入。
舞台公演を間近に控えているのに一気に読破。こりゃ売れるわけだ。
詳しいお話の内容などはつながっているキーワード(を書かれたみなさん)に任せるとして、今さらキーワードにあげて他人にすすめるまでもなく売れ続けるとは思うのだが、これは「エンターテインメント」好きの人なら一読をオススメする。また、映画化に際して主人公が性転換(原作は男だが映画版は竹内結子)してたり、コンビの相方がスリムになってたり(原作は小太りな役人だが映画版は阿部寛)と一見イメージが異なって原作ファンの反感を買うのではと読む前から余計な心配をしていたのだが、読み終わったら「ああ、この配役でもアリかも」とか思えるようになった。
ミステリー作品の映画化だけに、小説が先にしても映画が先にしても「犯人」がわかってしまうので、小説を読んで映画を観たり、映画を観て小説を読むという気に大勢の人がなるのかどうかは知らないが、この作品は「犯人探し」以前にキャラクターの魅力と物語の世界観の奥深さがあるので、別物として観たい(あるいは読みたい)という気になるし、何ならテレビドラマ化して、あとに続く小説まで映像化しちゃったら?とか思ってしまう。その前に漫画化されるみたいだけど。
続刊を出せば出すほどレビューが賛否両論分かれる傾向がこの作家さん(であり現役の勤務医)の作品にはあるようだが、約2年で10作品(小説でない書籍も含む)上梓するパワーは凄まじいものがあるかと。
※映画『チーム・バチスタの栄光』公式サイト
※書籍版(つまり原作)の公式サイト
-
トラックバック(0)




詳細をみる




