『三色ボールペンで読む日本語』2
最近、「三色ボールペンで本を読むな」キャンペーンが、いろいろなところで展開されているようです。実際、自分で試してみて、違和感がある場合もあるように感じました。
三色の線を引きつつ読むことのメリット:
確かに本の内容がどんどん頭に入ってくるような気がします。本を読んでいて、目が字面を滑って内容が頭に入ってこない時があります。自分の調子やその本との相性が悪いなど、理由はさまざまでしょう。こういう場合に、線を引きながら読むと内容がしっかり頭に入る気がします。
デメリット(違和感?)
読みのパターンが決められてしまうような感覚があります。本の内容や読む目的に応じて、私たちは無意識日本の読みを切り替えているように思います。それが、「線を引く」という構えを持つことで、一定のパターンに押し込められていくような堅苦しさを感じる時があります。
齋藤氏はこの読書法を技だと定義しています。これは反復によって身に付く技であり、型であると。そうすると、この“堅苦しさ”は型や技を習得する際に感じる堅苦しさであり、一度身に付いてしまえば違和感なく、自由に使える道具、あるいは行動や思考の基準になるということかもしれません。つまり、私の場合はまだまだ修行中ということになりますね。
また、齋藤氏が「読書はスポーツだ」といわれる感じが分かりました。この読み方は知らず知らずに本に集中し、読み終えたときに感じる疲れ方が体を動かしたときのそれと似ているように感じました。もちろん体を動かしたのではないのですが、集中して体を動かしたときに感じる、頭のなかがしびれたような、ざわついたような、軽い興奮をともなう疲労感です。
ひょっとすると、この疲労感がこれまでの自分の読書のスタイルと違うので、違和感を感じるのかもしれません。
- 2002/07/03更新
- 2002/07/03登録
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