スウィッチ
映画『switch』 ボクと彼女の関係は…!?
1991年 劇場公開。主演のエレン・バーキンは、本作で`92年ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされています。 > 資料1、資料2
さて。
『シー・オブ・ラブ(89年)』の印象がまだ脳裏に残っている人は、『オーシャンズ13』でアル・パチーノとエレン・バーキンがふたたび(まるで違うシチュエーションで)コンビを組んだのに違和感あった?かもしれません。わたしも当時『シー・オブ・ラブ』を観てますが、実はほとんど内容を憶えてない(^^;ので、そんなイメージには邪魔されずにすみました。
やはり、わたしにとっての一番のエレン・バーキンは『シー・オブ・ラブ』じゃなく、この『switch』のエレン・バーキンです。
物語はいきなり、殺害シーンから始まります。女性を次から次へと弄んだプレイボーイがある夜、被害女性3人の共犯によって殺されてしまうのです。天界の門(煉獄)までたどりついたそのオトコは、「生前の善行を評価すれば天国に召しても良いが、多くの女性を蔑んできた罪深さを考慮すれば地獄送りの線もないではない」と、神に告げられ愕然。「わたしに愛されたと認めてくれる女性のひとりやふたり、必ずいるハズです」と反論します。
そこで神は一計を案じ、彼にもう一度だけ“チャンス”を与えます。「よかろう。それならおまえにもう一度だけ地上に戻ってもらう。おまえに心から愛されたという女性が、ひとりでもいることを証明できたら天国へ。できなければ地獄へゆくのだ。よいな?」
とそこへ、闇の悪魔が出てきて異議を申し立てます。「気に入らぬ裁定ですな。そんなことしてごらんなさい。こやつまた、オトコの手練手管を駆使して無垢な娘をダマすだけでしょう。生き返らすなら、彼に“オトコとしての一切の所業をできない”ハンディを課すべきですぞ」 ── 。
つまり結論からいうとですね。彼はふたたび生き返るものの、ナンと姿カタチを女性に!変えられちゃってるんですねえ(^^; そこから始まる、“中身はオトコ、身体はオンナ”なドタバタ劇。いわゆる、性転換コメディがこの『switch』 なのであります。
結局彼(=エレン・バーキン)は、すべての女性から恨まれていることだけを知り、あげく、深酒したときに親友からレイプ?されて子供を身ごもり、医者から「その子供を産むならキミの命は保証できん」とまで宣告され… と、(お笑いコメディながらも)どんどん悲惨な方向へ…と物語は展開します。
自分に愛されたと想ってくれている女性が誰ひとり見つからないのですから、まあフツーなら地獄行き決定!なのですが、さて結末は? セクシーな自分の身体に翻弄される“オトコ役”という困難な役どころを、われらがバーキン姫が見事に演じきっておりまぁす。日本版のDVD化をぜひ、望みたいところです。
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