真珠の耳飾りの少女
それがそこにあることを私は知っている。3階から観始めたマウリッツハイスのコレクションも、あと展示室ひとつを残すのみ。オランダ絵画を代表する巨人“レンブラントの部屋”を過ぎ、北西角の部屋に入る──。
マウリッツハイス美術館はデン・ハーグ中央駅から徒歩数分、中央官庁が集中するビネンホフに隣接する。17世紀に伯爵邸として建造され、1882年に王立美術館として開館する。
レンブラント、フェルメールや17世紀フランドル派のコレクションで知られる。その世界的な名称とは裏腹に、3フロアに小さな展示室が15というこぢんまりとした美術館である。
“フェルメールの部屋”に入る前から、目頭が熱くなる。こんな経験は初めてだ。永くあこがれていた人に、初めて実際に会うときの心境といえば近いだろうか。
その絵の前に立つ──『真珠の耳飾りの少女』。445mm × 390mm、思い描いていたよりさらに小さい。一歩、近づいてみる。周囲には誰もいない。もし日本に来ることがあったなら、『牛乳を注ぐ女』同様に長蛇の列になることだろう。
展示室の反対側には『デルフトの眺望』がかかっている。右手に『ティアナとニンフたち』。わずか30数点といわれる彼の作品のうち、3点がここに収蔵されていた。
明日は、彼の故郷デルフトに行く──。
- 入館料: €9.50(Museumkaart €3)
- 住所: Kote Vijverberg 8, Den Haag, Netherlands
- 営業時間: 10:00~17:00(日曜・祝日11:00~)月曜休館(9月~3月)
- 2007/12/31登録
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コメント (6)
最新コメント5件
2008/01/01
四月の旅人 とんとこさん、コメントありがとうございます。展示室の中央にソファがありますので、この名画をいつまででもひとり占めできます。しかしこの時期、北側に広がるホフフェイファの池はすっかり凍りついていて・・・ぜひ、暖かい時期にお出かけください(汗)。
2008/01/04
ネージュ 私もここに行ったなら、同じようにドキドキしてしまうと思います。図版で見ても、テレビで見ても、フェルメールの絵は何度見てもいいですね。まして本物なら!!思う存分ひとりじめしたいです。一番じっくり見たいのは、唇周りの光の部分かな。思えば、、フェルメール、レンブラント、ゴッホ、ルーベンス…憧れている絵はみなオランダ人画家なんです(フランス好きなのに…!!)
2008/01/05
四月の旅人 フェルメール、ゴッホ、ルーベンスはすでにアップ済みですが、近日公開予定(笑)の「国立ミュージアム」にはレンブラントのあの(!)『夜警』がありました。展示室の壁一面を占める巨大さ。この作品にのみ解説の欧文シートがセットされていました。以前の展示スペースには収まりきらず、カットされてしまっています(右の壁に完全縮小版、左に市民隊が持つ武器)って、おいおい。オランダ人らしい、と・・・言ってしまいましょ、この際。
2008/07/17
ジョセジョセ ちょうど お休みだったんですよマウリッツハイス美術館 しくしく しかなく パノラマメスダッハを見てから スケベニンゲンの海岸で遊び カジノをしてきました。フェルメールの作品はアムステルダム美術館と NY美術館でも見ました。
見たかったな。
四月の旅人 ジョセジョセさん、コメントありがとうございます。デン・ハーグには4泊したので、Museumkaartを手に入れて2度訪れました。彼の故郷デルフトは、おもちゃ箱のようにかわいい街でした。
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