やこうれっしゃ
絵本の名作。裏表紙に「4才~大人まで」と書いてあるとおり、大人が読んでも楽しいです。
1980年頃の国鉄にはまだこんな列車がありました。電気機関車が客車をひいて走る夜行列車。文章がなくて絵だけですが、それだけ想像がふくらみます。
最初のページは、上野駅中央改札の広々としたコンコース。もちろん「アトレ上野」はまだありません。発車案内は電光掲示板なんかではなくて、金属製の板に発車時刻と列車名などを書いたものが改札口のうえに何枚もつり下げてあります。
発車前のホーム、そして、発車後の車内の様子。寝台車で、座席で、通路で・・・。話をする人。トランプで遊ぶ若者。赤ちゃんのおむつを替えるお母さん。
やがて夜が更けると思い思いの格好で眠っています。夜中に停車した駅で、駅弁とお茶を買っている人がいます。お茶はペットボトルではなくて、土瓶型の容器。いいですね。
最後に、金沢駅に着いて乗客たちが駅から出て行くところまで、細部にわたって丁寧に描写されています。ちなみに、この列車は上野発金沢行の急行「能登」ですね。この絵本は昭和の風景が描かれた名作だと思います。
- 商品名: やこうれっしゃ
- 価格: ¥840
- 著者: 西村 繁男
- 出版社: 福音館書店
- 発売日: 1983-03
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- 2008/01/05登録
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