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VAN GOGH MUSEUM

ゴッホ美術館

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37年という短い生涯の中で、フィンセント・ファン・ゴッホが画業に携わったのはわずか10年にすぎない。しかも後年、世界的名画として知られることになる作品のほとんどはパリの喧噪に心身をすりへらし、アルルへと去ってからの2年あまりの間に描かれている。

ゴッホ美術館は、アムステルダムのミュージアム広場に建つ。彼のよき理解者にしてほとんど唯一の支援者であった弟テオドールが所有していた作品をもとに、1973年に国立美術館として開館する。

油彩200点、素描500点、書簡700点を所蔵する。ゴッホのコレクションとしては、もちろん世界最大。99年には大規模な改修が施され、黒川紀章氏設計の新館とともにリニューアルオープンしている。その前衛的なフォルムは、歴史的建造物を利用していることの多い、欧州の著名美術館とは好対照を見せる。

1年間有効の「Museumkaart」があれば、無料で入館できる。セキュリティチェックがある。

本館2階の広々としたフロア全体に、彼の作品が年代順に展示されている。オランダ時代のものは、気が滅入るほどひたすら暗い。こんなものを誰がほしがるだろう。生前にはたった1枚しか売れなかったことに思い当たる。それがパリに出ると突然、色彩豊かになる。アルル以降には、誰もが知る傑作が連なる。

1888年製作の『Ploughed field』=写真=の前で脚がとまる。写真ではわからない。言葉にも尽くせない。この圧倒的な筆致は、実際にご覧いただくしかない。このときの彼の激情が、キャンヴァスからあふれ出す。

しかし、それは長続きしない。作品ごとにタッチが全く異なる。ここにいたってもなお模写をしている。それらは、当時ほとんど顧みられることのなかったこの天才画家の怒り、悩み、諦め、媚び──錯綜する心情をそのまま表出しているように思える。

そして、最晩年の『Wheat Field with Crows』。彼の混沌として悲劇的な生涯にとらえられ、涙を流す。が、その隣には再びただただ美しい風景画。いったいこの人は・・・。

3階には、ゴッホとテオが収集した浮世絵も展示されている。私たち日本人の多くよりも、ずっと造詣が深かったことだろう。じっと見つめる欧米の方々を目にしながら、少しばかり誇らしい気分にもなる。説明をもとめられたらなどとあらぬことを考え・・・冷汗。

ゴッホ美術館

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四月の旅人画像 投稿者:
四月の旅人
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  • 2008/01/03登録
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アルルの陽に灼かれて──。

  • 四月の旅人の日記 | Tracked: 09.5.21 12:17 am

午前10時過ぎ、アルル駅に降り立つ。アヴィニョン・サントル駅からはhttp:…

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