ビル・ディクソン 60年代フリー・ジャズのパイオニアたち
Gyao Nextにタイトルがあって偶然発見したイマジン・ザ・サウンド ─ 60年代フリー・ジャズのパイオニアたちに登場した変なオッサン、いや、どうも解説を見る限りフリージャズムーブメントのフィクサーらしい。「戦争が終わってアメリカに帰って来た俺は、怒れる若者だった、どいつもこいつもみんな殴り倒していた。だが、ある日こう思ったんだ、もし世界中のやつらが頬を出して来たら、俺は殴れるだろうかと、殴れないな、そうなんだ、殴れない。だからおれは暴力を免れるようになった」って、なんかおかしいよそれ!
あとはもう延々、場末の飲み屋みたいなトークの連発「俺は金が欲しい、金があればなんでもできる。」とか、「最近の若い奴は名声にしか興味がねえ」とか、もう矛盾してても気合い一発で、黒を白と言わせるこの迫力。しかし演奏はほんとうに気が抜けている。初めてトランペットくわえた人が出すような、横から音が漏れてる音。だ、大丈夫かこのおっさん。そしてとどめが、3曲目ぐらいで腕時計をちらりと見るシーン。おいおい、なんかこの後待ち合わせがあんのか!ということで大好きになりました。ビルディクソン。他、セシルテイラー(電波パジャマ)、アーチシェップ(一番まともCD欲しい)、ポールブレイ(見るからに山師)とそろった奇跡のビデオ、ポールブレイが「なんでトリオからドラムをはずしたんですか?」という質問に、「ドラムもビートをきざまない、自由な事をやるとなったら、あってもなくても一緒だと思ったんだ」って答えてたのがウケた。あってもなくても一緒って、あーた。ビルエバンスの番組のあとに見たので、清々しいぐらいにがっかりした。ジャズって、フリーのジャズって。
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- 2008/01/03登録
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