タンポポノクニノナカノワタシ
「タンポポの国」の中の私
正式タイトルは「タンポポの国」の中の私 新・国際社会人をめざして。あるフランス人による日本人論。
著者は映画雑誌「プレミア」編集者であり、ELLEのページにも連載http://www.elle.co.jp/home/enter/... を持つ、フローラン・ダバディー氏。英仏日韓ポルトガル・スペインの6カ国語を操るという技をも持つ。
というよりも、今は「フィリップ・トルシエの横にいる背の高い通訳の兄ちゃん」として有名。
日本語読み書きべらべららしい彼が書いた日本人論、というよりも日本人に向けたメッセージと取るべき本がこの本。日本人の目立つ事を許さない社会を批判する反面、日本人の性質、特に好奇心を高く評価しており、真の国際人になるためにどういう事が必要と氏が考えるかという事について、非常に平易な表現で書いている。逆に、氏はフランス人ながらあまりフランス人が持っていると言われるようなネガティブな所、例えばフランス語以外はしゃべらないといった所は持っていないし、フランス人のそれらの点を冷静に原因から分析し、批判している。
根底にグローバリゼーションを100%賞賛してるっぽいところがあって、(だからUSへの評価が非常に高い)それがちょっと引っかかるものの、単純に日本人のキャラクタ化した批評より、遙かにいろいろ重要な考え方を引き出してこれる。なんと言っても日本人(だけでなく各国の人達もあるが)の悪いところ、良いところを冷静に見極めている所が非常に良い。
サッカーの話や映画の話もかなり入っていますが、そういう所も織り交ぜつつ日本を評価してるところもポイントかなと。内容・表現ともに非常に読みやすく言いたい事が良く分かる非常に良い本です。
ちなみにタイトルの「タンポポ」は花のタンポポではなくて、伊丹十三監督の映画作品の「タンポポ」の事。彼はこれを見て日本人は我々と同じメンタリティだと感じた事が、日本語を勉強するきっかけになったとの事。
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