鬼餅寒
旧暦の12月8日、沖縄では厄払いにムーチー(餅)を食べます。
子供の年の数だけ連ねてお家に吊るしたりもする。
餅粉に鬱金や紅芋の粉末などを入れて練ったものを月桃の葉で包んで蒸した柔らかく甘い餅で、月桃の葉の独特な香りが移っていておいしい。
(日にちが経って固くなってしまったら油をひいたフライパンで表面がかりっとするまで焼くとまたおいしいです)
そんな行事のもとになった民話がすごい。
~
昔々首里に仲のよい兄妹が住んでいたが、兄が鬼になってしまい夜な夜な人家畜を食い殺す。
責任を感じた妹は兄を殺そうと、瓦入りのムーチーを作って海岸の絶壁にて振る舞い、自分は涼しい顔をして普通のムーチーを食べた。
「なぜお前はこんな固いムーチーを平気な顔をして食べられるのか」と訝る兄に、妹は経血に濡れた陰部を見せて、
「上の口はムーチーを食べるための口、下の口は鬼を食べるための口」と応えて兄を震え上がらせ、その隙に崖から蹴落とした。
~
ずっと前に「おきなわことわざ豆絵本」だったかなんかを読んでいたらこの話しが載っていて、気のせいかと思った。
- 2008/01/13更新
- 2008/01/13登録
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