TAMORI2/タモリ
タモリの密室芸を収めた1978年の作品。この度、「TAMORI」「ラジカル・ヒステリー・ツアー」と共に再復刻されたので、持っていなかった(が、友人に借りて聴いたことはあった)このディスクと「ラジカル」をさっそく購入した。
26分にも及ぶ大作、教養講座「音楽の変遷その1 旋律の変遷とその世界的波及について」がよい。中州産業大学芸術学部西洋音楽理論専攻の森田和義助教授が、世界のさまざまな音楽を流して、それを解説し、そこに一つの共通の旋律が存在することを示す講義である。
勘のよい方はもうお気付きだろうが、「世界のさまざまな音楽」は、すべてタモリが、例の「ハナモゲラ語」を駆使し、適当に、それらしく歌い上げているものである。その内容は、韓国民謡、アルゼンチン・タンゴ、カンツォーネ、ハワイアン、ボサノヴァなど、盛りだくさん。また、日本語の楽曲も複数「紹介」されるが、そちらは、<さるまたし>の「鰯雲」だの、<富士山田弘とプールサイド>の「富士見荘ブルース」だの、<ピンカラ・レディー>の「サンスター」だの、関係各方面から怒られそうなものばかり。
悔しいのは、ちょっと勉強になる、ということ(笑。トラックがかなりマジメに作られている(<セルジオ・メンデル&ブラジル69>の「アカイベベ」など、呆れるくらいカッコイイ)ので、同じメロディを使って、それぞれのジャンルの音楽らしくするのに必要な要素がなんなのか、というのを考える素材になるのである。
その他、「きょうのお料理 ハナモコシのシェネ地中海風」「古典落語 めけせけ」など、タモリの真骨頂。淋しい夜のお供に是非。
- 2008/01/13登録
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- (sjo k.)
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