Universal Mind
ザ・ユニヴァーサル・マインド・オブ・ビル・エヴァンス
50年代から活躍する、アメリカのジャズピアニストのドキュメンタリービデオ。ジャズ風といえばこういう演奏をまず頭にうかべる人も多かろう。映像入る
これはまだ、ビルエヴァンスの頭がまだテカテカだったときに(その後クマみたいな容姿になる、このガリ勉君みたいな風貌が)、若干薄くてボンクラ(失礼)の兄と対談しながら自分の音楽を語るという貴重なドキュメンタリーだ。
DVD情報
ビルエヴェンスがいろいろなスタイルで実演してみせてくれるとこもいいが、見所は鈍感力の強そうなお兄さんとのやりとりで
「昔の君(弟)は一つの曲ができるまでなんどもなんども練習していた、焦っている様に見えた」
といえば、いきなりビルエヴェンスがまくしたてて、
「そうなんだみんないろいろなことに集中しすぎて、基本をおろそかにしすぎる」
といってピアノに向かって、
「いいか兄さん基本はこれなんだよ(つって弾く)、でも、みんなこういう、上等といわれるような、装飾の多い演奏をする(つって弾く)、これじゃなにも本質がつかめない。」
っていったあとに、お兄さんが
「それは私の演奏だね」
と苦笑しながら答える。ああ、兄弟って。
それからまたやり取りが続いて、また兄貴の鈍感力が冴え渡る。
「三年ぶりぐらいに君(弟)に会って、私は君に弾き方を教えてくれとたのんだ(たのむなよ、兄)が、君は三日間何も答えようとしなかった、そして三日経ったある時、「兄さんの喜びを奪いたくはない」と言ったね、あれはどういう意味だったんだい?」
ああ、ただひたすらに鈍感力。そんでまた弟がチクチク繊細なことをいって兄貴をいびるが、そのたんびに兄は鈍感力で押し返す。
「私たち(なぜか、私たち、とマジョリティになりたがる兄)のような素人には、「お手本」になる演奏が必要なんだよ」とか「君に教えてもらった(結局しつこくたのんで教えてもらったらしい)弾き方を、私は今でもやってるんだ」とか、もう兄貴だけでお腹いっぱい。兄貴の名前はハリーエバンスといって、音楽教師らしい(笑。
すべてのお兄ちゃんたちへ。
また司会の頭堅そうな共和党支持みたいな白人もよかった。エロールガーナーと違ってビルの演奏はシリアスなのです、それはクラシックの素養がとかそんな感じの事平気で言うの。
- 2008/01/14更新
- 2008/01/13登録
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