バレエ・カンパニー
以前見た『エトワール』のイメージがあったので、考えていたよりもずっとお話として作られているなあというのが印象的だった。
記憶もあいまいで、ABTの話だと思って途中まで観てしまった。
ネーヴ・キャンベルはなかなかいい踊りをするなあと思った(辛口の評価をしているひともいたこれど)。
ポアントでの踊りはよくわからないけれど嵐のシーンはとても素敵だった。芯があって、しっとりしている。情熱みたいなものが見えて私は好き。
バレエ映画としてはなんだか少しだけ中途半端な感じもした。『エトワール』みたいな完全なドキュメンタリーはとても面白かったからつい比較をしてしまう。バレエのひとじゃなくても楽しめるというところはよかったんだけれど、それには作品としての厚みがちょっと…うーん、カンパニー内の色恋沙汰を混ぜたり、アキレス腱を切るダンサーがいたり、ちょっとありがちすぎたかなあという気がしたから。もちろん、バレエ団にはそういうことがちゃんと(?)日常茶飯事であってそれを描いているんだからいいんだけれど。
カンパニーのディレクター役のおじちゃんを見たことあるなあってずっときになっていたんだけれど、マルコム・マクウェルだった。
『時計仕掛けのオレンジ』大好きだったのに、分からなかった。年取ったなあ。
踊りを職業とするのは本当に大変だ。
あれだけバレエを叩き込まれた体だから出来る動き。
バレエばっかりはちゃんと時間を掛けて叩き込んだものがないと踊れない。
私がなしえなかったものについて、なんだか呆然と考える。
映画の中の作品は面白かったけれどちょっと古さも感じた。
全体的にもそう。
アルトマンの『ニューヨーカーの青い鳥』の頃みたいな、70年代みたいな匂い。
- 2008/01/18登録
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