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かいさつこ

回擦胡

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自作楽器奏者、尾上祐一による2弦の擦弦系創作楽器。胡弓ような形をしているが、弓で弾くのではなく駒(ブリッジ)の近くに回転する円盤があり、それが弦を擦って持続音を出すというもの。ヨーロッパに中世より伝わるハーディーガーディーと東洋の胡弓の合体したもので、「回転する円盤が、弦を擦って音を出す胡弓のような楽器」、という意味から命名されている。

演奏ビデオ
http://jp.youtube.com/watch?...
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円盤で弦を擦って持続音を出す楽器というのはハーディーガーディーがお馴染みだが、これはそのハーディーガーディーの発音原理を使いながら胡弓やチェロのように楽器を立てて指板を押さえて演奏するスタイルをとっている。ハーディーガーディーのような機構を取り入れなかったのは、基が自作胡弓だったことと、尾上の工芸技術の低さ故だが、結果としてハーディー~の様に延々音を持続させつつも、幅広い音程スライド表現ができる楽器となった。2本の弦のうち、一本はメロディ用、もう一本はドローン用という感じでモーダルな演奏がメインだが、場合によって2音でハーモニーを弾くことも多い。また、尾上の回擦胡には、自作のピックアップを装着しエレキ化されており、エフェクターの使用もサウンドの重要な一部となっている。

また欧米にはフィドルガーディーというバイオリンに円盤擦弦の機構を取り付けた楽器があり、これはバイオリンをギターのように抱えた姿勢で演奏するが、回擦胡では回転軸を90度変えて、胡弓系の演奏姿勢をとっている。これは先にも書いたように元々尾上が自作の胡弓を弾いていたことからそうなった。
参考:フィドルガーディーの演奏
http://jp.youtube.com/watch?...

こぼれ話
回擦胡のアイデアは、アメリカの自作楽器製作・演奏家のDennis Havlena氏のHP上にあったハーディーガーディーの作り方を参考にしながらそれを自己流にアレンジし2003年に完成させた。その後2006年にHavlena氏から、突然「はじめまして」とEメールが来て、「君がネットにアップしている回擦胡を僕も真似てつくってみたよ」と写真が添付されていた(彼のはアコースティックタイプ)。まさに因果応報である。

関連リンク
・回擦胡について
http://torigoya.main.jp/inst_6.html

・Odd Music
http://www.oddmusic.com/gallery/...

・Noisejunk
http://noisejunk.eu/index.php?...

・Dennis Havlena Home Page
http://www.ehhs.cmich.edu/...

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投稿者:
vongole

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人名・団体名尾上祐一

  • (vongole)

1969年東京生まれの音楽家。既成楽器から自作楽器まで演奏し、ハイテクからローテク、そして古今東西の様々な音と音楽を探求する。小学高学年より楽器演奏を始め、1980年代初...

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