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タニザキジュンイチロウ「ニンギョノナゲキ・マジュツシ」

谷崎潤一郎『人魚の嘆き・魔術師』

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「人魚の嘆き」「魔術師」の二題。

谷崎文学初期の作品。
その中でもやや風変わりな異色作とされ、挿画を水島爾保布(みずしま・におう)が担当、耽美で奇想な世界を一層、際立たせている。
それは丁度、『サロメ』のオスカー・ワイルド+ビアズリーを連想させるものがある。

その独特の美意識に満ちた退廃的な上質の雰囲気は、悪魔的な匂いさえ漂わせ、登場人物たちの持つ負のエネルギーをも魅力的に感じさせる。

解説が中井英男、というのがまた良い。

谷崎潤一郎『人魚の嘆き・魔術師』

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  • 2007/07/26更新
  • 2002/07/08登録
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