スラニア凹版の切手
去年の秋口から、ふとしたきっかけで切手収集の趣味を再開してしまった。40年ぶりである。「大人買い」は(ハシタないので)しない。小遣い程度の金額で買えるものだけを買う。テーマの一つはキノコ。それから淡水魚。いずれも地誌的な興趣があって面白い。ストックブックと切手用のピンセットは必須。それにルーペやら細々した道具を揃えていく過程がまた楽しいのだ。
そんな中で「スラニア凹版」という表記に出くわすことが多くなった。凹版はともかく、スラニアって何だ?。最初はヨーロッパの国か地方の名前かと気にもとめなかったのだが、調べてみたらチェスラフ・スラニア(Czeslaw Slania)というポーランド生まれでスウェーデンで名を成した凹版彫刻(engraving)の大家とのこと。惜しくも2005年3月に亡くなられたが、デザインだけも含めて世界各国の切手1000種以上にSlaniaの名が刻印されているという。
写真に挙げたのは、最近入手したそのスラニア氏によるスウェーデンのキノコの切手帳。こういうのが、400円ばかりの「お小遣い価格」で買えるのがうれしい。圧縮したので少し分かりにくいが、下のポルチーニか赤山鳥茸のようなキノコの、傘の表側から下側の管孔の模様まで、すべて細い線画で彫られているのに注目して頂きたい。その表現の技に大いに魅了される。切手の図案というのは、まさに制約の中の芸術だと思うのだ(そのせいか、最近の「写真切手」なんかは、全然、食指が動かない)。
Slaniaで検索すると、下のリンク先のようなコレクターのサイトもたくさんヒットする。少し集めてみようかな。あくまでお小遣い価格の範囲で。
- 2008/01/26更新
- 2008/01/26登録
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