岡崎京子
なんだか普通の少女マンガに飽きていた中学生のとき、私の中の少女マンガ像は、彼女によってあっさりと覆されてしまいました。まるで映画を漫画にしたようなドラッグ、セックス、暴力等々を含む「ド」がつくほどの派手な展開と、王道パターンからはみ出しまくっているテーマ。初期の作品は軽いノリというべきか、テンポがよく、「バブル」の時代をかなり色濃く反映してると思うのですが、後期になればなるほど、さらに深い内容になり、「生(性)と死」ということがテーマになってきます。主人公は他の少女漫画みたいになよなよした、お人よしじゃなくて、もっと浅はかだったり、情けなかったり、気が回らなかったり、すんごい嫉妬深かったりします。ぐちゃぐちゃの顔で泣き叫んだり、誰かの髪を引っ張ってみたりもするけど、みんな結局必死にもがいていて、人間ぽくて可愛かったりする。お気に入りはやっぱり、「ヘルタースケルター」と「うたかたの日々」です。
- 2008/01/27登録
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