ソラキュー
焼酎大国は鹿児島に伝わる「ソラッ」と盃を渡され、「キュー」と飲み干さざるを得ないことから名前がついた盃。
というのもこの盃、右の画像を見れば分かる通り三角錐の形をしてるために普通に置いてもこてん、と倒れてしまいます。ベーゴマみたいに。
と言うことは、中にお酒が残った状態で置く事が出来ません・・。
ところがどっこいソラキューはそれだけにとどまらず、側面に小さい穴が開いているので必然的に指でふさいでお酒を注ぐことになります。
と言うことは、これまた中にお酒が残った状態で手を離すことが出来ません・・。
酒呑みでもなく鹿児島の人でもない自分がこの盃に興味を持ったのは、そのものの形状が使う人にある特定の行為を促す(ソラキューの場合は強いる・・か)のが面白いと思ったからです。「いいデザイン」とは多少ベクトルが違ったほうに向かってるなぁと思うものの、、ジェームズ・ギブソン言うところのアフォーダンスがこの小さな伝統工芸品の形状に詰まってるのではないかと。
その特殊な形状ゆえのリスキーさを和らげるためなのか、何やらソラキューの使用には決まりのようなものがあるそうです。
以下、dの19号より引用
・返盃を基本に2人以上で1個を使用すること(10人に1個がベスト)
・盃を好きな時に自発的に取り上げ「飲む」意思表示を周囲にすること
・注がれた盃は絶対に空ける事
・場を盛り上げる余興の器として持参する事
ふむふむ。10人に1個か・・。
開いた穴はお酒の弱い人がこっそりと捨てられるように、という側面もあるらしく何が何でも無理矢理お酒を呑ませるための器ではないようですよ。あくまでもお酒を楽しく飲むためのコミュニケーションツールだと言うところが素敵です。
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