大江戸生活体験事情
軽く読めるエッセイから本格的な学術書まで、江戸時代の風俗について書かれた本は多いけど、本書の面白いところは、単に資料と解説といったものではなくて、現代人である著者が実際に当時のの道具を使ってみたり(ないものは自作してまで)、江戸時代の時間体系である 旧暦や不定時法などに従って生活した体験を通していろいろ考察しているところ。
現代人からみると複雑きわまる不定時法(季節によって1刻の長さが変わるのだ!)で暮らすために、それ専用の時計を自作したり、火打ち石で火をおこしてみたり、行灯で生活してみたりとその辺の工作だけでもワクワクしてきます。
えっと、文庫の裏の紹介文を引用すると、
江戸の日常は、なぜ現代人の百分の一のエネルギー消費で足りたのか。火打ち石で火をおこすコツから旧暦で暮らすメリット、行灯生活の豊かさに、毛筆、着物、下駄の便利さまで。
江戸人が持っていた知恵と伝承、生活を楽しむ工夫を、碩学二人が二年にわたる実体験で明かした興味津々、侃々諤々の面白エッセイ。
灯りさえ乏しい江戸時代に比べてエネルギーを湯水の如く(いや湯水さえも貴重なエネルギーなのに)使いまくる現代の方が豊かであると信じて疑わない人にはおすすめ、目から鱗間違いなし。とりあえず自分もこういう生活をやってみたくなったのだが、東京でサラリーマンをやってる身分にはちょっと無理なんだよねー(^^;)。
石川英輔さんはその他江戸時代の風俗関係の小説やエッセイをいろいろ書いているので興味のある方は他の本もどうぞ。
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落語に「時そば」というのがある。あ,関西のヒトはうどんバージョンで覚えておられるかも知れないが,夜泣きそばを食った客が勘定の途中に時刻を聞いて払いをごまかす,という...





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