バイエル(Beyer)
誰でも知っているピアノの教則本。ドイツの作曲家フェルディナント・バイエル(1803・7・25~1863・5・14)が特にピアノの組織的で系統的な練習用の曲集として、作曲したもの。
「今、ピアノやってるの。」「何を?」「バイエル」とここまで来るとほとんどの人が少し、見下した感じの言葉を返して来る。
私も、[ブッチャン、チャン]のバイエルが大嫌いだった。
毎日が日曜日になって、妙に、ピアノが弾きたくなって、長年愛用してきたマホガニーの臙脂色のアップライトピアノに消音機能をつけてもらおうと、今は亡き主人に言ったら、前々から、自分の勤めていた会社のライバル社のこのピアノを快く思っていなかった彼は自分の社のピアノを売り込んできた。ま、買い換えるかと思って、仕方なく黒のアップライトで消音付きの物に買い換えた。
これを機にもう一度、「バイエル」の1番から消音で練習を始めた。
22歳の時、完全に「バイエル」は卒業していたはずだった。
ところが、弾けないのだ。スムーズに指が動かないのだ。愕然とした。が、今更先生に付くのも躊躇われた。
そこで、バイエル
その頃は、ちゃんとしたピアノの先生について習っていたのであった。なのに、弾けなくなっているのだ。
そして、また、1から、バイエルをやり直した。今度の先生は「クリストフ・エッシェンバッハ」の弾くCDである。
バイエルの中にも、結構、美しい、いい曲があるではないか。新発見だった。
このバイエルの最終の曲106番は実に難しい。
バイエルを[なめて]はいけないのだ。
「初心忘るべからず」なのだと、それ以来、肝に銘じている私なのである。
長期にサボってしまった時、次に進むに当たって、難しく,なかなか、前へ進めない時、私はいつも「バイエル」に戻って弾く。そんな曲集である。
私の「バイエル」教則本は今やぼろぼろである。
- 2008/04/02登録
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コメント (2)
2008/04/26
ネージュ こんにちは!106番はどんな曲だったか……バイエルを舐めてはいけませんね。同感です。これからピアノを弾いていく上で大切なものが全部詰まっていますよね。最近は、子供にアニメソングなどを弾かせる教室も多いですが、クラシックを弾くことになるのなら、バイエルはいいの?と、思ってしまいます。今は何番まで進まれましたか??
花野のK コメント有難うございます。106は黒鍵の多い音階の面白みの無い曲です。要するに黒白構わず一つずつ鍵盤をタッチしていくのですね。バイエルの附録のこの音階と、106番だけを毎日やっていましたら、もう、うまく手が滑ってくれるようになりました。それでも、一日に一回は106とこの音階は弾いています。今は、ツエルーニーの100番練習曲のno1からno.50までを中心に「エリーゼ」「ソナチネ」の1番「ブルックミューラー」「バッハ」のBMW114、822 易しい「アリア」(作品番号不明)モーツアルト(K.2)を弾いていますが。ソナチネの1番は曲の好き嫌いは別にして、とても弾きやすく、私に合ってる感じです。密かに、ヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」が弾けるようになったら嬉しいなと思うのですが、「速度」が私の技術ではついてかないだろうなと思いながら、CDを聞きつつ夢みています。くどくどと書いちゃって御免なさい。遅々として進まないピアノですが、訣別もできません。そんな状態です。
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