ミカ!(伊藤たかみ)
思春期を目前に控え、動き始める自分のまわりの環境にとまどっている双子の妹ミカ。そしてそれを、やっぱりとまどっている双子の兄・ユウスケの視点から描いている。一足先に思春期を迎えている友達、ソリの合わない姉、母親のいない家庭。それらの環境の中でミカは近づいてくる思春期を受け入れたくなく、葛藤している。
何をやっても何が起きても上手く行かない時期、受け入れたくない時期。それが「始まり」なのだ。そして、その上手くいかないもどかしさを「食べる」事でミカとユウスケの拠り所となる「オトトイ」。そう、辛い事はすべて過ぎた事なのだ。オトトイキヤガレ。
続編のミカ×ミカ!では、思春期を受け入れた彼女らは、なんだかよく解らないけど上手く行く。納得が行く。それは思春期を受け入れたからなのであろう。そして、こちらではそれを象徴する「シアワセ」が彼女らの心を代弁する。
シンメトリックな構成と設定で、思春期の少年少女の葛藤を味合わせてくれる。もっと若い頃に読めたら、きっともっと面白かっただろう。児童文学の賞も受賞している事だが、子供には勿体ないような気もする。いや、読んで欲しい。うーん、どっちだ。
2008.04.27.
スポーツに全く興味を示さない男の子と、その逆の女の子のきょうだいの話を聞きました。これってもしや、将来はミカん家の様な兄弟になるのかな。それって面白いかも、と思ってしまいました。不謹慎。
でも、そんな男の子っぽい事に興味を持たない男の子、女の子っぽい事に興味を持たない女の子なんて言うのは実は珍しい話ではないんですよね。考えてみれば、自分も小さい頃そうだった。遊ぶ友達は女の子ばかりで、オママゴトとかしてたなぁ。学校に入ると友達は男の子ばかりになったけど、生涯を通じてプラモデルとか、スケボーとかには興味を示さなかったし。
あんまり関係ないか。
- メイン
- コメント(0)
- つながり(1)
- トラックバック(0)
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (1)
リセット・ボタン/伊藤たかみ
- (ト ム )
大学生の僕は自殺志願者が集まるホームページで、昔の恋人と同じ名前の「荻原ミサ」と出会う。遺書を集中して書ける場所が欲しいというミサのために、自分の部屋を提供することになっ...



リセット・ボタン/伊...


