高橋新吉
大正のダダイズム詩人。初期にダダイズムは捨て、精神的安定を求めた禅に傾倒していったといわれています。難しいことはおいておいて、彼の詩はおもしろい。例えば朝から晩まで皿洗いをしていたときの詩。
皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿
倦怠
額に蚯蚓(ミミズ)這ふ情熱
白米色のエプロンで
皿を拭くな
鼻の巣の黒い女
其処にも諧謔が燻すぶつてゐる
人生を水に溶かせ
冷めたシチューの鍋に
退屈が浮く
皿を割れ
皿を割れば
倦怠の響が出る。
最初の2文は倦怠感の上に皿が積み重なっているという解釈らしいです。
あとは、「るす」が個人的にすきなのですが、
留守と言へ
ここには誰も居らぬと言へ
五億年経つたら帰つて来る
ほんとに戻ってきそうな感じがいいなと思って。
- 2008/02/07登録
- 493クリック
- メイン
- コメント(0)
- つながり(0)
- トラックバック(0)
コメント (0)
まだコメントされていません。
つながりキーワード (0)
まだキーワードがつながっていません。









