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高橋新吉

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大正のダダイズム詩人。初期にダダイズムは捨て、精神的安定を求めた禅に傾倒していったといわれています。難しいことはおいておいて、彼の詩はおもしろい。例えば朝から晩まで皿洗いをしていたときの詩。


皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿皿
  倦怠
  額に蚯蚓(ミミズ)這ふ情熱
 白米色のエプロンで
 皿を拭くな
鼻の巣の黒い女
 其処にも諧謔が燻すぶつてゐる
  人生を水に溶かせ
  冷めたシチューの鍋に
 退屈が浮く
  皿を割れ
  皿を割れば
倦怠の響が出る。


最初の2文は倦怠感の上に皿が積み重なっているという解釈らしいです。
あとは、「るす」が個人的にすきなのですが、


留守と言へ
ここには誰も居らぬと言へ
五億年経つたら帰つて来る


ほんとに戻ってきそうな感じがいいなと思って。

高橋新吉

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Kanna!画像 投稿者:
Kanna!
  • 2008/02/07登録
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