ハナマキ
花巻
小さい頃から、不満があった。
それは、肉まんもあんまんも微妙だって事だ。
肉まんの具はなんか微妙な味だし、あんまんのあんは甘すぎるし。いっそのこと、もう具も餡もいらないんじゃないの。俺はこの皮がうまいんだよ、と思っていてずーっと「皮饅」具のない肉まん、あんまんを欲していたのだ。そんな欲望を何とかごまかしてくれていたのが、チーズ饅。チーズにほぼ個性が無く、何となく理想の「皮饅」に近かったのだ。
そんな中、ある日ふと中華屋で、何の行きがかりか知らないが「花巻」というものを頼んでみた。これは、まさに私が求めていた「皮饅」そのものなのだ。具が入っておらず、あの肉まんあんまんの皮部分だけをふっくらと蒸し上げたものなのだ。本来なら、これにいろんな物を挟んだり、乗せたりして食べるのだろうが、私はうれしさのあまりこの花巻をソロでばくばく食べ続けたのだった。
コンビニのレジ横のショウケースにショコラまんとかの隣に「花巻」が置かれる事を夢見ているのです。
- 2008/02/10登録
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