ハーフェズ-ペルシャの詩-
おもってたよりずっと難解だった。
というのが全体通しての印象。
方々で賞賛されている映像美についてはその評判どおりで
猥雑な東京の景色に慣れている眼が写す
イランのらくだ色の街並み、砂漠に時折見える緑、オアシスの水の色。
何かが解けるような気持ちにさせてくれる画は素晴らしかった。
宗教や文化が掘り下げてストーリーにかかわってくるもんだから
気を抜いてた前半ですでにおいてかれた・笑。
そういった価値観の違いもあって、
まるでおとぎばなしの世界に迷い込んだかのよう。
先日、60年代に作られた"ガリバー旅行記"のリマスター版がTVでやってて
なんのきなしに見ていたのだけど、その雰囲気を思い出した、そう、あの感じ!
小人の国と巨人の国に迷い込み、戸惑い翻弄されながらも旅を続け、
確かな人間らしさを掴んでゆくガリバー。
私にとってイランは小人の国、あるいは巨人の国だった。
ハーフェズとは、コーランを暗唱したものに与えられる名誉ある称号。
麻生久美子嬢演じる、チベット生まれの美しいナバートの家庭教師となった主人公ハーフェズ。
禁じられている詩を読みあい、ナバートと見つめあったことを罰せられ、
ハーフェズの称号を剥奪され、旅に出ることになる。
そしてナバートは親の決めた男性と結婚をさせられてしまい、
後に心を病むことになる。
後半、ストーリーの軸となるのが、鏡の誓願の旅。
村々で、結婚前の女性に鏡を拭いてもらい、
お礼に彼女達の願いを次々かなえてゆくハーフェズ。
決して結ばれることの無いと愛をあきらめるために
鏡の誓願の旅にでたハーフェズが、
愛を探し遂げ、ナバートが美しい刺繍の施されたショールで
鏡を拭くラストシーンは、すごく良かった。
映像化したら、もう一度みてもいいな、と思う。
あの風景、細やかな刺繍が施されたドレス。朗読される詩。
ふと、異世界に連れてってくれる映像や音は、とってもご馳走。
- 2008/02/10登録
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- (純喫茶磯辺)
1978年6月17日生まれ。 千葉県出身。 98年、今村昌平監督の映画『カンゾー先生』のヒロインに抜擢され、日本アカデミー賞最優秀助演賞など数々の映画賞を受賞し、女優と...
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「ハーフェズ・ペルシャの詩」退屈な時間をどうぞ
- soramove | Tracked: 08.3.29 9:21 am
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