同時打鍵を「カウントしていない?」
親指シフトキーと「かな」キーの同時打鍵について、「キーワードに触れられていない」「考察されていない」「打鍵数にカウントされていない」などという質問をいただきましたので説明します。誤解のないように説明が少々長くなりますがお付き合いください。
ノーマルキーボードを親指シフトに 親指ひゅんQの公式
<シフトキーは打ちやすいセンターに>
親指シフト(Nicola配列)は、1キー2文字を配列しているためシフトキーで打ち分ける必要があります。そこでシフト操作に最適なセンターにシフトキー(親指シフトキー)を配置したものです。(図 参照)
<つかむ、はさむ、にぎる>
それは、他の四指(人差し指、中指、薬指、小指)と親指は、つかむ、はさむ、にぎる、もつ、つまむなどの動作で、つねに対に動く素質を活用したものです。猿の時代から受け継いだ「素質」ですから、とっさの動作でも確実に操作できるものです。
<とっさの動作で対に動く>
ローマ字入力に堪能な方が、「頭の中でローマ字に変換するなんて考えたことがない」とおっしゃるように、かなキーと親指シフトキーの同時打鍵はまったく考える必要がない、「考慮」する必要がないのです。無視してもいい存在、指がかってに打つ、といった感じなのです。
例えば「が」の入力ですが、左上の「か」(薬指)と右の親指シフトキーを同時に叩くわけですが、まさに瞬時の、とっさのワンタッチ操作なのです。
「今日は」という入力を例にとると、
「き」は右ホームポジションの中指、「ょ」は右ホームポジションの薬指と右親指シフト、「う」左ホームポジションの小指、「は」は右ホームポジションの人指し指の打鍵となります。
この4タッチは1秒未満(0.5~0.6秒)の瞬時に打てます。複雑な操作をしているように見えますが、とっさの瞬時に入力できるのです。
「入力」という言葉を打鍵してみましょう。
「に」は右の人指し指と右親指シフト、「ゅ」は左ホームポジション人指し指と左親指シフト、「う」は左小指、「り」は左薬指と左親指シフト、「ょ」は右ホームポジション薬指と右親指シフト、「く」は右薬指の打鍵となります。
これは「今日は」に比べれば複雑に見えますね。でもこの6タッチ(同時打鍵をワンタッチとカウント)も1秒とかかりません(0.6~0.7秒くらい)。瞬時なのです。
つまりホームポジションの多用と親指シフトの同時打鍵(親指と他の四指の同時使用)は、指の本能的な動き、とっさの動きなので、ワンタッチ、瞬時とカウントしてもいいのです。だからしゃべるように入力できるなんて言われるのです。 Nicolaの試し打ち このキー、なんのキー
ただし、このような速さで入力できるまでにはそれなりの時間を要します。私の場合は延べ20時間でローマ字入力(タッチタイプ5年経験)のスピードを超え、「頭と指がシンクロした」ような感動に達しました。でも、瞬時の入力まで達するには半年くらいはかかるでしょう。
同時打鍵ができない、しっくりこないからやめたという方は私の回りにもいます。その方はローマ字なりJISかなに移っていきます。それはそれでいい訳なのです。自分にあう、使いやすい配列を使えばいいだけですから。
あくまで、親指シフトキーの操作を「カウント」しない、「考慮」しないのは考慮する必要がないからです。
ただし、同手同時打鍵が続けば少々もたつきます。でもそれはタッチ数の増加とはなりません。タッチ時間の遅れとなるだけです。
重ねて言うならば、親指シフトキーの同時打鍵は、ワン、ツウと入力するのではなく、ワンなのです、とっさの、瞬時の操作なのです。だから100%ワンタッチ入力と言えるのです。
もちろん、エミュレーションソフトをインストするといま使っているキーボードで親指シフト入力できるのですが、その際、小物を利用するとさらに入力が楽になる。それは「セルシールU」(眼鏡のずれ落ち防止用 約300円)という商品だが、親指シフトとしたキーに貼ると高さが2~3ミリ増し、同時打鍵がやりやすくなる。
- 2008/03/02更新
- 2008/02/10登録
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