チームバチスタノエイコウ
チーム・バチスタの栄光
「チーム・バチスタの栄光」と呼ばれるほどの成功率を誇る心臓外科チーム。しかし3回連続でバチスタ手術に失敗し、患者を死に至らしめてしまう。
ひょんなことから、この手術失敗に関して内部調査をすることになった田口医師だったが、聞き取り調査などをした結果「事件性はなし」として調査を終えようとしていた。そこに現れた厚生労働省の役人、白鳥。田口医師は白鳥とコンビを組んで調査をやり直すのだが…
ミステリーを期待していると肩透かしを食うかも。
医療モノのドラマだと思っていたほうがいい。65点。
以下、ネタバレです。
気になるポイントは4つ。
【そもそもなぜ白鳥は厚生労働省から派遣されてきたのか】
もともとバチスタ手術は成功率が低く、3例連続失敗くらいで殺人事件を疑うだと考えるのは難しいはず。そんな時点で調査のために派遣されるというのは無理があるような…。
でも、調べるのは悪いことじゃないし、病院を管理する法律を作るという裏の目的があると考えれば、まあ理解しようと思えばできなくはない。
【子どもの手術は成功するという謎が複線になっていそうでなっていない】
犯人が子どもだけは殺したくない理由があるのか、殺せない理由があるのかと思いきや、大人を殺害するのに使っていた薬品は子どもの手術に使わないからって…。しかも観客はそんなことは知りようもない。
でも、最後に犯人が説明するし、あんまり高度な医療説明が始まっても退屈だし、端折るのは仕方ないかも。
【桐生の視野が欠損していることに気付くポイントがわからない】
最終的には罠(?)に嵌めて立証するわけだけど、それを疑うに足るだけのポイントがあっただろうか。過去に鳴海の手を切ってしまったミス、手術の映像を見比べるとだんだん手際が悪くなっているという点、田口が握手を求めたときに無視された点。それらを併せて判断したっていうことかな。うーん。それらは事実を知って後から考えれば…っていうレベルのような気がするけどなあ。
【犯人が異常者だから動機の部分から推理できない】
これはミステリーとしては致命的なのでは? トリックや動機から犯人を推理するのがミステリーの楽しさなのに。「忙しくて娯楽がないから、手術を失敗させて周りがあわてるのを見て楽しんでいた」って…。
どれもミステリーとして見れば気になるというだけで、医療ドラマとしてみるなら別に気にならない。
でも犯人探しが主眼のように宣伝されているので、原作を読まずに見に行く人の大半はそれを期待している人が多いと思う。そこでこういう肩透かしを食らわされると不満が残る。 65点。
- 2008/02/10更新
- 2008/02/10登録
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