ミスター・ロンリー
Mister Lonely
ハーモニー・コリンの8年ぶりの映画。
自分がマイケル・ジャクソンになりきることでアイデンティティを持つことしか出来ないパリ在住の青年の話です。
憧れの誰かになりきることでアイデンティティを持つということはもしかしたら若い頃にそうだった人も結構いるのかも知れません。ただ、この話については主人公は完全になりきっている人であり、当然一般社会からは白い目で見られながら生活を送っているのですが、ある時彼と同じように生きる人ばかりが生活を送る場所へ行き、しばらく暮らすことになり、そこから話が展開していきます。
久々のハーモニー・コリンの映画ということでもっと散文的な映画だと思っていたのですが、意外と話ははっきりしていました。麻薬中毒で姿を消してから34歳となって姿を出してきたハーモニー・コリンが二十代から三十代となる中で凄くアバウトだった自分から姿をみつけはじめた(?)映画のような気がして、とても良かったです。
混じりあうもう一つの話との絡みもあり、曖昧で数値化、明文化できないとても素直な映画だったと思います。
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