イトシノボッチャー
愛しのボッチャー(4巻)
先日、実家で腐りかけてた大量のマンガと書籍を処分したんですよ。そりゃもう数百冊単位って感じで。
どう考えても二束三文チックなブックオフ系作品は思い切って捨てちゃって、値がつきそうなものだけ選別し売却、という作業に2日くらい費やしちゃって。
「思えばこんなに本とか溜めちゃって、それが知的な行為だとか思い込んでいたなんて、ホント(本だけに)カッコ悪かったわねえ、ふぅ」
と反省している自分と、
「この本は、売ったら結構なお宝価格がつくはずじゃ、ゲヒョヒョヒョ~笑いが止まらんばいですたい」
とか、未だに卑しいモノ好き根性を発揮している自分を再確認して更に反省したりして、まぁ有意義な2日間だったのですが、問題はその後だ。
なんと! 選りに選って結成した「選抜・高額引取り系お宝本軍団マンガ編 夏の200冊」が、全部でたったの1万円くらいにしかならねぇんですよ。
少しでも高く売ろうと思って、都内の(わりと)マニヤ系書店を選んだのに。
集めてた頃は結構な値が付いてた「プロレススーパースター列伝」とか森由岐子とか、ってあんまり書くと卑しいので止めますけど、とにかく往年の古マンガ好きならわかって頂けると思われる作品ばっかだったのに。ですよ。
わざわざ拙宅まで引き取りに来てくれた古書店員氏のコメントによれば、
1)近年はほとんどの作品が文庫などで復刊しているため、希少価値が下がっている
2)一億総マニヤ時代に突入し、ライトなマニヤック市場が広がった結果、古くからのディープなマニヤが(奴等と一緒にされたら堪らズラ、とばかりに)マニヤを辞めちゃうもんで、コアな需要が少なくなっている
という2点から、いわゆるお宝マンガに値をつけるのが難しくなってきているんだとか。
ま、要するに値が付いてる内に早いとこ売っちゃえばよかったのよ、ってことですね。ガクーン。
「いやいや、お宝は寝かせば寝かすほどプレミアがねぇ、ムホホ」
とか、したり顔で同じ本2冊買ったりしてた自分が、心底嫌になりました。
皆さんも、賢こぶって溜め込んでる本とかレコードとか、早いとこ売っちゃったほうがいいですよ、マジで。
モノを溜め込むのが、どれだけ馬鹿馬鹿しい行いであることか、がたちどころに理解できる教訓的説話でした。
ということで、随分長い前フリになりましたが商品紹介。
そうやって売り飛ばしたマンガの中で、異常な高値となったのが河口仁の「愛しのボッチャー(4巻)」なんです。
一冊で、しかも4巻とかいってスゲェ半端なとこなのに、その後店舗で確認した売価がなんと2,500円。
先に言っときますけど、ホント(本だけに)しょうもないマンガですよ。今後数世紀は確実に復刊しないだろうから、それで高いんですかね?
ほんと、モノの価値というものはわかりませんな。
当時人気の悪役レスラーだったブッチャーをパロった、昭和にしてもアナクロすぎるほのぼのギャグマンガ。
作者の河口仁って、今でも「週刊ゴング」で「わぁい、わぁい」とか描いてるんですかねえ。
欲しい人、今なら都内某古書店にあります、たぶん。
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