Yoko Nagae Ceschina
チェスキーナ・永江洋子
先月(2008年2月)26日、東平壌大劇場でThe Star-Spangled Bannerが演奏されるニュース映像を見ながら、世界が少しだけよい方向に動き出すのではないかと感慨深いものがあった。そしてこのコンサートが、ひとりの日本人女性が私費を投じて実現させたものであることを知る。
チェスキーナ・永江洋子さん──。
彼女は東京芸大卒業後、戦後最初の公費留学生としてイタリアに渡る。ヴェネツィア音楽院でハープを学んでいた1977年、大富豪レンツォ・チェスキーナ氏と結婚。夫の死後は、引き継いだ莫大な遺産をもとに音楽界を支援してきた。
今回の平壌公演が決まった際、ニューヨークフィルが最初に協力を打診したのも永江さんだった。ウォールストリート・ジャーナルは「NYフィルの静かな伯爵夫人」と伝えたという。英王室をはじめ、その交友関係も幅広い。
私たちは、鉄のカーテンの向こうで不動と思えた国々が、内側からあっさり瓦解していったのを目のあたりにした。時間はかかるかもしれないが、再び歴史が動くところを見たいとも思う。拉致被害者家族の皆さんにはそんな余裕はないのだろうが・・・。
#Touch the Earth III
- 2008/03/02登録
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