TVドラマ『親にはナイショで…』(1986年)
1986年は第1クオータの放映だから、きっちり25年が過ぎた勘定なんですけど。 実に、当時これを見てた中高生の多くが(今や)受験生の「親」になろう!?という、そんな四半世紀。 年月とはホント、あっという間に流水のごとく過ぎ去ってしまいます。
さ~て、この連ドラ。
舞台は、こないだの惨劇で今また(不本意な)注目あびる、あのアキバ。時代は第2次マイコン・ブームのさなか。富士通とNEC、それにシャープが鎬(しのぎ)を削っていた初期パソコン市場に、『アスキー』が音頭を取った〔MSX連合〕がいっせいに参入…という、あの(知ってる人は知っている!)時代のお話でございます。もちろん、世間にゃまだ《Windows》のウの字も出てない。そんな時代の、マイコンショップ店長を主とする「木田」家と、(両親に死に別れ)姉弟3人でタクましく暮らす「日野原」家のふたつの家族に、安田 “時をかける” 成美演じる「えり子さん」という女子大生が絡んできたコトで猛然と巻き起こる、森羅万象、抱腹絶倒、すったもんだ☆の大騒動 ── それが、この『親にはナイショで…』なんであります。
秋葉原駅ホームでのロケの他、実在する受験校も実名で登場。撮影にも全面協力してて、「ヘンなリアル感」出してました。
日野原家が姉と弟、兄と弟でしょっちゅう大喧嘩しつつ、各自が野放図に生きつつ、それでも実際は生き血の通う「家族関係そのもの」として描かれるのに対し、対照的に木田家は協力し合って暮しているよーで実はバラバラな「崩壊家族」=(1)女子社員と不倫を続ける父。(2)それにうすうす気づきつつ、二男の高校受験だけに執心して“仮面妻”を演じ続ける母。(3)スキー場で遭難事故を起こして以来、自分の殻に閉じこもる長男。そして、(4)長男の恋人だった5歳年上の「えり子さん」に恋心抱き、家庭教師として独占しご満悦な二男。 という姿で描かれます。
で、物語は毎回のオープニング、柳原 “人気もん!” 慎吾がストーリー・テラーとなって進行っ。
彼は、木田家長男(演:尾美としのり)の旧い友人で、秋葉原駅(※放映当時は、分割民営化を翌年に控えた国鉄)の駅員として働く日野原家の長男、という「生真面目」キャラクターでした。ナニを隠そう。実はこの長男クンまでも!?(旧友のカノジョだった)「えり子さん」にビビビ!っと一目惚れ^^; って おいぉぃ。節操ない面子だねー
で、自閉症になった恋人からパッタリと疎遠にされ、それでも好きだった人の行く末を不憫に思った「えり子さん」。少しでも「元カレ」の近くにいてあげたい♪ と、その弟の家庭教師として木田家に入り込んだまではいいけれど、ナンだか徐々に中学三年生の弟(演:三上祐一)に魅かれていって…という『ありえねー』展開。ナンとこの「生徒」とこっそり、合格したら童貞を奪ってあげる!なんてアブナい約束まで交わしてしまうんですよ。
二人がそんな「危険水位」に踏み込んじまってから、今さら(自閉が徐々に解けてきた)元カレの兄貴が、もう一度ヨリを戻したい?みたいな言動し始めるし、(ガラにもなくシャイだけど)ひたむきな日野原「駅員」の思慕も果てな~く膨らむ一方だし*^^*; 煩悩ムキ出し、淫靡?テイストのてんこ盛り……全編、“高橋留美子的”ワールド全開よ(笑:※本作と高橋さんはカンケーありませんが)
期せずして3人から同時に愛されちゃった、渦中の「えり子さん」。いつも笑顔で、あっちへふらふら、こっちへふらふら……ええ~ぃっ! どっちへ行くんじゃい!!の浮遊感を、まだ女優駆け出しの成美嬢が(たどたどしさ残るだけに、かえってリアルに)演じ切っております。
さらに、その脇を固める美保純(as 日野原家の長女でマイコンショップ新入社員)、工藤夕貴(as 木田家の二男を慕い続ける同級生)、片桐はいり(as えり子と同じ学院の親友)、高橋ひとみ(店長と不倫中のお局店員。高橋さん、事務所を替わったのかな。。。在籍会社が不明)
でどーなるの? ぐちゃぐちゃな家族の絆ぁ!
でどーなるの? はちゃめちゃな受験結果ぁ!!
でどーなるの? ごちゃごちゃな恋の行方ぇ!!!
<♪ しゅぽーんしゅぽんっ、しゅぽぉ~ぅん・・・・(次回へつづく)>
まぁ、このドラマ。終わってみれば、「えり子さん」がちょうど、映画『家族ゲーム』における松田優作の役どころ、だった?のかなあ^^; という気がしないでもありません。
結局ビデオ化もDVD化もされなかったし、ぜひどこかで再放送を…と、 いうよりは??
ふふふふっ。「2008年 ── 現在のアキバ」を舞台に、(TBSさんに)リメイク&再スタートしてもらいたいですねー。願わくば、(星由里子が演じていた)母親役を安田成美に、(原田芳雄が演じていた)父親役を尾美としのりに。この線でキャスティングしてもらえたなら、旧作を見てたオジサン&オバサンたちも「間違いなく」大喜びぃ!?ですぞ(笑)
─ 追記:原田芳雄さんのご冥福を心よりお祈り申しあげます。─
- メーカー: TBS
- 商品名: 親にはナイショで ('86放送 / 出演 安田成美、工藤夕貴) [DVD]
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- 2011/08/25更新
- 2008/03/06登録
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