Chez Géraud
パリ地下鉄La Muette下車。住宅街にあり、外からは目立たない。赤ミシュラン坊や(ボリューム満点)とフォーク&スプーン印ふたつのビストロながら、もう一度訪れたい店。
建物角に目立たないクラシックな入り口がある。店内はやや暗めで家庭の応接間のような風情。各テーブル席に並んだ絵皿の模様と、店内壁面のモザイク図柄が一緒なのが心憎い。生鮮市場で食材を仕入れている人々の風景で、この店のシンボルなのだろう。
フランスの伝統家庭料理を出す店ながら、塩味の強さはない。あまり商売気はなく、よく休むそうで、メニューも多いとは言えない。でも、この店自慢の「テット・ド・ヴォー(子牛の頭の煮込み・・・というか蒸し)」は見事。見た目とは裏腹にすこぶるオイシイ。肉のゼラチン好きにはたまらない一品。
塩味を極力抑えた子牛の頭のスープが、牛タンとゼラチンにたっぷりなじんでいる。舌で転がしてゼラチンがとろけるこの感じがたまらない。脂肪分はほとんどまとわりつかない。付け合わせの「ビネガーゆで卵みじん切り添え」の酸味もやわらかい。
どこのビストロに行っても、この料理があればついつい頼んでしまうが、この店のテット・ド・ヴォーは、量の割にはぺろりと平らげてしまえる、体に重たくない優しい味。
そして、ゼラチンのおかげで、翌日の肌はプルプルだよ~ん。
- 2008/03/07登録
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コメント (4)
2008/03/07
おさぼー これ,旨いんですよね.マスタードつけてよく冷えたアルザスの並酒でガブッといきたい.
のんのんた ほんとですね。味付けにもよりますが、私はローヌ地方の変わり種の赤酒を合わせました。ま、その気になれば、なんでも合わせてしまいます。
おさぼー ローヌの赤なんてなかなか素敵な選択です.まぁ現実的には,かなりその日の気分に合わせて飲むんですけどね(笑)フランスで本場のコンフィ・ド・カナールとかテット・ド・フロマージュなんて食べてみたいです…叶わぬ夢ですが.美味しいお話,また聞かせてください.楽しみにしています.
のんのんた おっしゃるとおりで、合わせるワインはその日の気分次第ですよね。コンフィ・ド・カナールは、東京のビストロでもおなじみになってきたようですが、最低でも2日前ぐらいから仕込み準備に手がかかるようで、作る方は大変なんだろうなあー。
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