テヅクリジャム
手作りジャム
朝食にパン、なんて生活はほとんどしていない。現代人らしく朝食を抜くことが殆どだし、食べるとしても米を食べる。そのせいか、実家を出た後もオーブントースターがなくてもやってこられた。グラタンが作れないことを嘆くことはあっても、パンを食べたければパン屋で菓子パンを買えばいい。時折焼いた食パンに噛り付きたい気持ちになることもあるが、いてもたってもいられないとは思わない。
だがそれも、美味しいジャムが目の前に現れなければの話。
先日、その美味しいジャムが現れてしまったのだ。友人と博物館へ赴いたその日、「作ったから」と気さくに渡してくれたそれはイチゴジャムだった。運良く入った喫茶店にスコーンが売られており、友人はそれも一緒にして渡してくれた。これはたまらない。ありがたいことこの上なかった。
翌日の朝、温めたスコーンにいただいたジャムをつけて頬張ると、口の中に幸せが訪れた。言い過ぎではない。この瞬間は本気で毎日朝食を摂ろうと思ったり、トースターを買おうと思ったりしたのだ。まぁ、結局スコーンがなくなた後は、ヨーグルトと共にいただいたのだが。
ジャムには凄い力がある。ガラス瓶の可愛らしさやラベルのデザイン、家庭での手作りならラベルがないその姿こそが魅力にもなる。世界でひとつという付加価値があるように思う。
また、旅先で評判のジャムがあると聞けば場所を調べるし、味見して美味しければつい自分の分も購入してしまう・・・。こう考えていくと、一つの結論に達する。私はジャムが大好物な人間ではないだろうか。そんなにジャムが好きならさっさとトースターを買えばいいのにとさえ思う。いや、今、思った。私はジャムが大好きらしい。ならば近いうちに電気屋に行かなければ。実は目をつけているトースターはすでにあるのだ。
- 2008/03/27更新
- 2008/03/27登録
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