レ・ミゼラブル
レ・ミゼラブルは児童文学としても翻訳されているため、私は、この本のことを子供向けの単なるお涙頂戴ドラマだと長い間勘違いし続けていました。
そんな私の勘違いを正してくれたのが、岩波文庫版のレ・ミゼラブル(全4巻)でした。
レ・ミゼラブルは、実はフランス革命の精神を礎とした人間讃歌のドラマなのです。岩波文庫版を読むと、革命精神に根ざす作者のむき出しの主張が所々に表れることによってそれを肌で感じ取ることができます。作者の展開する主張は往々にして熱弁が過ぎるため、時として読み進めにくい箇所に遭遇することもありますが、その主張を背景にしてこそ、この物語が本来持つすばらしさがわかるのではないかと思います。
10年以上前の学生時代に読んでいたく感動した後、幾度かの引っ越しをくぐり抜けてずっと持ち続けていたこの本を久しぶりに読むことにしました。きっと新たな感動が得られることでしょう。
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