ハンハバオビ
半幅帯@タイシルクハウス
最近はもっぱらキモノ事で恐縮でございます。ほとんど週末はキモノで過ごしてます。なーんて言うとたいそうな風に聞こえますが、家にいるときは木綿やウールの普段着に半幅帯を手前で結んで背中にぐるりんと回しておしまいというお手軽な格好。
半幅帯だと15分くらいあれば準備できるので、とっても楽チンなのです。これに、お気に入りの帯締めと帯留をすればそれなりになれます。名古屋や袋帯はこれの4倍くらい時間がかかりまして(^^;
そんなわけで私にとって半幅帯は重要なアイテムなのですが、浴衣が売れるせいなのか割と安くてぺらいものが多く、よい帯にはなかなか出会えません。博多献上は有名でこれも1本もってて締めやすいけど今ひとつ面白みはないんですよね。なので、行く先々で「半幅ありますか?」と必ず聞いて回ります。
そんな中で出会ったのが、タイシルクハウスさんの帯でした。最初に見たのは、表参道の一軒家のキモノやさん東三季さん。タイシルクって薄くてぺらいイメージが強かったので「なぜ帯?」と思ったことと、お値段も1本4万円と半幅帯にしてはけっこうなお値段でした。最初は目をつぶってえいやっ!と1本いただいて、締めてみたらまーなんてステキなんでしょう、キモノの格があがりますよ!布もよいし仕立てもよし。こりゃ、それだけの価値があるわと感心してしまいました。
その後、タイシルクの話を伺ってみると面白い。タイの伝統的な織物は、プリントじゃなくて絣なんだそうです。有名なジムトンプソンはそれを知らず(当時廃れていた)、アメリカウケする柄をプリントして広めたのですが、それはタイの伝統的な織物とはまた違うそう。
ここで扱っているタイシルクは手紬、手織りの重くてしなやかな生地で「これがタイシルク?」とびっくりします。絣柄だけでなく、ろうけつ染めのバティック柄がまたどれもステキで、2本目はこのバティックの帯をいただきました。(ずっと、ほしいよーとお願いして作っていただいた)
ここの帯なら普段着だけじゃなくてちょっとヨソイキでも恥ずかしくない、十分な存在感があります。オトナなキモノのみなさまの、ドレスダウンにちょーオススメ。現物を手にとって見ていただくのが何よりなのですが、楽天市場にもお店があることを知りました。そして、現物が見えないからなのか、店頭に出る価格よりお安くなってます。
布のよさを帯というカタチで現したこのセンスに、心から一票。そして、タイの伝統工芸の継承と経済的自立も見据えたこのプロダクトがよい形に育ってくれればよいなぁと思います。いまはほぼ帯だけなのですが、キモノじゃない方々にこのよさに触れていただける形がもっと出てくるとよいなぁ。
タイシルクハウス@楽天市場
- 2008/04/03更新
- 2008/04/03登録
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