実験4号
この題名から一発で、The ピーズを思い浮かべる人は果たして、どれだけいるだろうか。そういえば、昔から、なぜか周りと違う方向の趣味ばかり追求していた。相手に合わせるのもしんどいけど、相手が私に合わせてくれることを共用するのはそれ以上に、相手にとってしんどいことだったろう。一人でいるのが好きだというよりも、好きにならなければならなかった。でもそれが不幸とは思わない。人の顔色ばかりを伺って、ついには好きなものを好きだといえなくなってしまうほうが、もっと不幸だ。
http://jp.youtube.com/watch?...
中の下くらいのギリギリビンボーでないような生活をおくるうだつの上がらない、うまくいってんだかいってないんだかわからない、時々死にたくなるけどそれでも死なないうちは生きているつもりの、ワカモノ。The ピーズは徹底してそうしたわかものの情けなさやヘタレ感、日常そしてそれでも不思議と失われない(言葉にするととたんにいんちきくさくなるのだけど)やさしさを、描いてきた。それは傍から見ていてたとえ価値の見出せないものだとしても、生きてる本人の体温、いきている証そのもの。それは時々きらきらと輝いて、そんじょそこらのハーレクインよりもどうしようもなく涙腺を刺激する。その中でも「実験4号」は最高傑作のひとつだと思う。
その「実験4号」をモチーフにして、小説家・伊坂幸太郎(「死神の精度」「チルドレン」)と映画監督・山下敦弘(「リンダリンダリンダ」「天然コケッコー」)がそれぞれ作品を作った。それがDVD+本という変則的なパッケージングをほどこされて、今回講談社から発売される。それを知ったとき喜びのあまりぶるっと身震いして、衝動的に楽天ブックスでぽちっていた。そういえば山下敦弘って、1976年生まれで私と同級生だった。「リンダリンダリンダ」のあの雰囲気が、やけに近しい感じに思えたのは、だからだったのか。
私が一番好きな曲は、実はほかにあって、それがこの「生きのばし」だ。
http://jp.youtube.com/watch?...
くさくさする月曜日の朝、通勤途中に聴いてる。世の中の半分はいんちきとねたみと虚栄で出来てるのかもしれないけど、裏を返せばその半分はそうじゃない。だったらせめて自分がそうならないように、そしてそうじゃないものに有ったときにそれと分かるように、感覚だけは研いでおきたい。
- 小説:伊坂幸太郎/映画:山下敦弘
- 2008年4月25日発売
- 価格: 2,940円
- 発売元: 講談社
- 商品名: 実験4号―後藤を待ちながら
- 価格: ¥2,940
- 著者: 伊坂 幸太郎, 山下 敦弘,
- 出版社: 講談社
- 発売日: 2008-04
-
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- 2008/04/06更新
- 2008/04/06登録
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コメント (4)
2008/04/10
あいび おひさしぶりです。
生きのばし好きです!!!
あの出だし。
すっっっっごい、共感というか共鳴する。
やりっぱなしでサイナラだByeByeとやっとハッピーが好きです。
2008/04/12
タカギ(ユ) おおー、あいびさんじゃないですか!こちらこそお久しぶりですよ。何年振りでしょうね?お元気でしたか?ピーズお好きだったんですね(^ ^)時々衝動的にがががって聴きたくなります。一曲一曲が、すごく沁みますよね。前向きとか後ろ向きとかを飛び越して、「生きてる」って感じがすごくします。お互い聴きながら、しっかり生きてきましょう。
あいび ナンダカンダありつつ元気にやっておりますよ☆前は結構若かったと思うんですけど、時は経つもので、いい年齢になってきましたよ・・・(笑)
ピーズは、昔から聴いてたわけじゃないんですけど、去年、ピーズ好きの友達が全部アルバム貸してくれたので全部聴きました。ほんと、「生きてる」って感じします。素直にカッコ悪すぎて、カッコ良い(←褒めてますよ)。人間なんて、結局カッコ悪いんです。そんな気分になりました。
この記事「実験4号」の記事なのに、実験4号に触れてなかった。イベントでウルフルズが実験4号歌ったと聴きました。それを想像しながら聴いたりもします。
2008/04/26
タカギ(ユ) おっと、暫く間があいてしまってごめんなさい。私も、もう三十路ですからね(笑)。意識としてははそんなにかわってないのですが、早いものです。確かウルフルズがラブソングだけを集めたベストアルバムを出したときに、「実験4号」を、カヴァーしてるんですよ。 http://www.ulfuls.com/disco_new/... ここに出てるやつ。だからイベントで歌っても、不思議じゃないのかなと思います。ウルフルズも、音楽に対するアプローチの手法はちょっと違うけど、かっこ悪くてカッコいいって部分はおんなじですよね。無理やり元気を出せ!っていわれると反感を覚えるけど、自然に「やろう」って気持ちが湧いてくる。不思議ですよね。でもそこがいいんです。
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