少女の不安定 teenage stories
ガラス窓の向こうにいる友だち
(姉妹? 自分自身?)に、
ホースの水を向ける少女。
足にカタツムリを這わながら、
それに気がつかないかのような表情で
ぼんやりと宙を眺めている少女。
がらんとした化粧室にひとり佇む、
子どもっぽいワンピースの、
大人びた少女。
作り込まれた世界観と、
かわいらしい女の子。
うつくしい写真の奥に、
少女期の不安定さや、死のかおりが、
はっきりと息づいているようだ。
この「何かある」感じが、
確かに少女時代だと思う。
写真家は女性だろうか。
少女期の危うさ故の輝きと云うものを、
装飾的ではありつつ、
ずいぶん冷静に、作品化しているところが、
実際にその時期をくぐり抜けて来たひとって
感じがするのだけれど。
特に最後の方の、
巨大化した少女が、
ミニチュアの街を徘徊したり、
ちいさな船と一緒に浮かんでいたりする
シリーズに、ぐっと来る。
※julia fullerton-batten 「teenage stories」
※恵比寿ハックネットにて購入。6000円くらい(洋書なのでお店によります)??
※オフィシャルサイトで、たくさん写真が見られます。
- 2008/04/08登録
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