宮崎の神話
ニニギノミコト
アマテラスの孫で天孫降臨したニニギノミコトは現在の西都市で、小川に水を汲みに来た美しい乙女と出会います。
ニニギノミコトは一目ぼれし結婚を申し込みます。この乙女はコノハナサクヤヒメといい、オオヤマヅミノカミの娘でした。
ニニギノミコトはオオヤマヅミノカミより許しをもらいますが、姉のイワナガヒメももらってほしいと一緒に差し出されます。
イワナガヒメはとても醜く、ニニギノミコトはイワナガヒメを返します。
イワナガヒメは永遠の生命の象徴であったようで、以来、人間の寿命は有限になり短くなってしまったようです。
コノハナ、木の花のように短命になったと言われます。
イワナガヒメは自身の顔を映した鏡を遠くに投げ捨てたといわれています。
その鏡は竜房山という山の大杉にひっかかりあたりを明るく照らしたとのこと。
それでその一帯を白見(しろみ)、やがて銀鏡(しろみ)と呼ぶようになったといいます。
西都市にある銀鏡(しろみ)神社はイワナガヒメを祀っています。
ニニギノミコトは結婚し一夜の契りのあと戦に旅立ちます。
そして数ヵ月後に帰ってきたニニギノミコトはコノハナサクヤヒメの懐妊を知らされます。
ニニギは妻の妊娠をほんとうに自分の子なのかと疑います。
コノハナサクヤヒメは悲しみと怒りのまま、産屋に入り、出入り口をふさいで火を放ちます。
生まれてくる子供が神の子であるという証であるとして潔白を証明したのです。
ヒメはこの出口の無い産屋である無戸室(うつむろ)で3人の子供を出産します。
この子供がホデリノミコト(海幸彦)、ホスセリノミコト、ホオリノミコト(山幸彦)です。
ホは火の字を当てるのは火中から生まれたからで、火の勢いが激しいホデリ(火照)の時に生まれた、火がおさまったホオリ(火遠理)の時に生まれたと表現されるようです。
西都市にはこのエピソードに関連する地名や神社などが多くあります。
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