セノオカッパ
妹尾河童
舞台美術家。自分は彼のエッセイ「河童が覗いたヨーロッパ」で彼にはまりました。今から5年くらい前かな。この本、最初にヨーロッパと日本の文化の違いみたいなエピソードをいくつか紹介した後は、ひたすら彼の泊まった安ホテルの部屋の絵が続いています。というのも、これは彼の旅ノートを本にしたものだから。
「覗いた~」シリーズをはじめとする河童さんのエッセイは、とにかくそのち密なイラスト。部屋を天井から見た図。「ビョーキ」とまでいわれる凝り性を知ることができます。
小さい頃から絵が好きで、デザイナーになり、その後東京でオペラ歌手の藤原義江さんのところに居候し、ある事情から藤原歌劇団の舞台美術を引き受けたのがきっかけで舞台美術家としてデビュー。彼は当時から「人間じゃない」と言われ「河童」と呼ばれていたが、本名(肇)を忘れてしまった「藤原のダンナ」が「妹尾河童」とクレジットしてしまったために以後妹尾河童を名乗らざるを得なくなり、ついには改名してしまう。なので、妹尾河童は本名です。
少年時代を描いた「少年H」は映画化もされました。「河童の手の内幕の内」におさめられているエピソードをみると、この人の「すごさ」がわかります。おもしろすぎて笑ってしまうくらいですが、「覗いた~」や「スケッチブック」などのエッセイ同様、その背景にあるあくなき探究心はほんと、尊敬&驚きです。
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「河童が覗いた…」妹尾河童
- (由利)
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