土門 拳『写真作法』
写真家 土門 拳の著書。
写真にまつわる奥深いコメントが読める。
"ぼくの写真に対する考え方を述べたものだけ集めた。いま読み通してみると、前後に矛盾したことも言ったりしているが、写真とは何か、ということを、いつも考え続けていたのである。当時の社会情勢を書いたところは、今日ふり返って"時代遅れ"の文章かもしれないが、それはそれで時代の証言であり、写真の本質の問題として書いたつもりなので、その意を汲みとって読んで欲しい" 「あとがき」より。
以下抜粋...
『写真は見せるものである』
"対象に直結したところにリアリティが発生するのではなく、"見せるもの"ということが意識されて処理されたところに、初めてリアリティが発生する"
『カメラは記録する手段である』
"カメラを記録の手段とするか、表現の手段とするか"
『写真屋・写真家・写真芸術家』
"写真家は外科医に似ている"
『事実ということ』
"真実は観念的であり、抽象的であり、主観的であり、そして多分に文学的表現にとどまるかもしれないが、事実は即物的であり、具体的であり、客観的である"
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