チッチと子
これは、石田依良さん作の連載小説。
日曜日版、毎日新聞「日曜くらぶ」に掲載されています。
もしかしたら、関東だけかな?
毎週毎週楽しみにしているのです(^^)
昨日、4月13日でもう7回目になりましたね!
この小説の見所は、もう、「子」であるカケルの
1言、ひとこと。
チッチこと、父の耕平はまぁ、そこそこ売れない作家。
大ヒット、とまでは言えないヒットだったデビュー作以来、
ぼちぼちって感じなものばかり。
奥さんは、カケルが小さいころに亡くなっている。
なんとなく、作家としての先が見えてきた耕平に、
驚愕の知らせが舞い降りる。
なんと、新しく刊行する本の初版数が減らされる、というのだ。
あまり売れない耕平の本は、増版がないため、とても痛い事態となった。
もちろん、入ってくるお金も少なくなる。
しかも、耕平はそんな自分にげんなりしていく。
若手のやつに、抜かれていく自分・・・。
そして、そんなチッチと共に、10歳のカケルは成長していく。
元々ませていた上、段々と少年になっていくカケル。
チッチと子、2人はこれからどう生きていくのか。
いやー、面白い。
とにかく、毎回短い記事の中に、なにかしら
ちょこっとした事件が起こるのです。
それは、あんまり大げさでなくて、ほんのちょっとスパイスみたいな。
それにしても、カケルはとっても可愛い。
お父さんのことを考えて、そして自分の人生を客観的に見れていると思う。
本当にあんな、子になりたいな。
むしろ尊敬してしまうな。
あの、大人顔負けのクレバーな感じ。
チッチも、それに驚くような節も時々あるようだ。
私、個人としてはチッチにはあんまし、大ヒットはしてほしくないな。
現実味に欠ける気がする。
もちろん、フィクションなのだから
現実味に欠けててもいいんだけど、ここまできたら
シビアーな感じで統一してほしいものだ。
今まで、石田さんの本は避けてきたけど
(なんだか私には重く、難しいものに感じられた)
なんだか、他の本も読んでみようかな・・。
単行本になったりしたら、嬉しい。
- 2008/04/15登録
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