実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
これ、面白い…といったら語弊があるかもしれませんが、お奨めです。
無論、全く興味がない人にはわけわからんただのサイコスリラーになってしまうでしょうけど。
私は興味はあるけど知識は普通…よりないかもレベルで行きました。
190分という異様な長さですが、腰が痛くなって『あ、そーだこれ長いんだ』と気付いたくらいに引き込まれました。
学生闘争の頃から始まるんですが、彼らのしゃべりがやたら文語体で難しいんですよ。
さら~っと聞いてたら意味がわかんない。
時代背景を理解しなきゃ、と一生懸命考えながら聞いてましたが、時折意味わかりませんでした。
「それ漢字でどー書くの?」みたいな。
漢字で見ればだいたい意味わかるのにねぇ。
で、大学紛争が描かれます。
東大とかのは知ってたけど新宿駅なんかでもやってたなんて驚きでした。
アメリカに侵されそうな社会の流れを止めようとするわけです。
最初は『学費の値上げ反対』のデモに参加してただけのはずの人間がいつの間にか創始者の一員になっちゃう。
過激派といわれる人間が運動を繰り返した結果、警察の警戒が厳しくなって指名手配状態になり、街にはいられなくなる。
それで山間部に山小屋を立てて共同生活をするようになるんです。
そっからが尋常じゃなくなってくる。
山小屋生活なのに化粧をしてる、とか「そんなことでいいと思ってるのか?」的なことで責められる。
『意識を失って目覚めた時にクリアになる』というわけの解らん理由でボコボコにされる。
その後縛り付けておく、野ざらしにしておく。
結果、死ぬ。
仲間だったはずの人間が殺されていく。狂っていく。
おかしいと思っていても怖くて言い出せない。
もちろん脱走は許されない。
怖いのは、あくまで利己のために殺したのではないということ。
殺したとさえ思ってない。
本人のためにボコボコして、結局耐えられなくて死んでしまったと考えている。
根本は日本のことを思って。
自分の国を悪くしたくなかっただけ。
これまでは背景や経緯も知らなかったし、警察側からの事件しか描かれてなくて、クレイジーな大学生が人質を取って立てこもった事件だと思ってたけど全く違った。
あさま山荘の管理人に対し、彼らはあくまで紳士的だった。
彼らの中には高校生の男の子もいて、彼はおかしいと思ってた。
なんでこんなことになってしまったのかと思いながら戦ってた。
時間が長いためか通常より高い2000円
でもその価値は十二分にあると思う
また見ようと思う
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